HSK3級を上海で受験した
去年から中国語の勉強を始めて約半年経ち、私は実力を試すためにHSK3級を受験した。
上海での受験の仕方と受験勉強、受験してどうだったかをまとめてみる。
日本ではスピーキングの試験はないが、中国ではHSK試験(リスニング試験と筆記試験)と合わせてスピーキング試験であるHSKKも合わせて申し込むようになっている。
目安としては、
HSK3級+HSKK初級
HSK4級+HSKK中級
HSK5級+HSKK高級
を合わせて受験するようになっている。
私は今回、HSK3級とHSKK初級の試験を申し込んだ。受験料はこの二つの試験と、試験結果の郵送料を合わせて615元だった。
上海での受験の仕方
①まずは公式HSK考试サイトで新規登録をする。
サイト↓
https://m.chinesetest.cn/
②ログインして、受験したい日時と場所を選んで申し込みをする。
※上海では毎月試験が開催されている。1ヶ月前までの締切までには申し込む必要あり。試験会場がいくつかあるので行きやすい場所を選択する。
※紙に記入する方式かパソコンに入力方式かが選べる。
③登録メールアドレスに受験日の1週間前に確認メールが届く。(申し込み後すぐ届かなかったのでちゃんと申し込みできているか不安だったが、大丈夫だった。)
④受験票をコピーする。
私はそのメールをよく読んだ受験日2日前に受験票のコピーが必要だと気付く。自宅にコピー機ないので、語学学校に連絡して学校のコピー機を借りて前日に印刷した。
もし受験票を用意できなかったら、受験会場に連絡するように注意書きが書いてあった。
(仕事や勉強で上海に来ている人たちはみんなどこで印刷しているのだろうか。)
⑤鉛筆と消しゴムを用意する。
私はマーク式を選択したので筆記用具を準備する。日本から鉛筆を持ってきていなかったので、淘宝で鉛筆を購入。久しぶりに鉛筆を削って懐かしさを感じる。
⑥当日はパスポート持参する。
受験票とパスポートの情報が合っているか確認されるので忘れない。
受験勉強
私はHSK3級とHSKK初級の問題集を解いた。
解いた後に知らない単語をピックアップして覚えて、2周した。
HSKKでは短文を復唱する、質問に答える、テストに加えて、
「あなたの中国語の先生を紹介してください」のような2問が出題されて、文章を作成して90秒以内に答える、3種類の問題がある。
HSKKの試験問題は"喜马拉雅"のアプリから聞いて練習することができた。私はアプリのダウンロードができなかったので、Wechatで検索してミニプログラムから聞くことができた。最後の文章作成練習問題を10問を解いて、学校の先生に添削してもらった。
最後の仕上げに、キクタン入門編の単語と学校で習った文法の復習した。
私はこれらを1ヶ月かけて勉強して、受験した。
受験してみて
試験当日。3級の試験会場には12人ほどいて、うち7人は日本人だった。こんなに中国語勉強している人がいるんだなあと客観的にみれるいい機会だった。
試験会場の教室に入る時に受験票とパスポートを見せて、スマホの電源を切ることを試験監督に確認されて、不要な荷物は一箇所に集められた。
試験監督の方も当たり前のように中国語を話していたので、なんとなくでニュアンスで理解をする。
リスニング試験は対策の甲斐があり、1ヶ月前は知っている単語が一文に1個あればいいかなくらいだったのが、試験当日は基本的に何を言っているのかが理解できたので、成長を感じることができた!
筆記試験はほぼすべての問題を理解して解くことができた。
スピーキング試験はどうやって行うのか疑問だったが、受験者皆同じ教室に集められて、各々の机に番号の書かれた入れ物の中にある録音機に声を吹き込むという方式だった。CDの音声の後に続けて反復する、質問に答えるのだが、周りの受験者の声に惑わされてしまって、私はちゃんと言えているのか、本当に私の声が録音されているのか不安が残った。しかし、とりあえず全力を出し切れたと思う。
最後の90秒間に文章を作って話すというのは、対策していた問題が出たので、これ勉強したやつ!と喜んでゆっくり吹き込んでいたのだが、私の前に座って受験していた方はペラペラと早口で話していて、絶対あなた3級レベルじゃないでしょと心の中でつっこんだ。さらに同じ教室の中には、小学生の高学年くらいの子も受験していて、負けてられないぜとなぜか闘争心が湧いてしまったりした。
何はともあれ、久しぶりの試験はとても楽しかった!1ヶ月後に試験の結果が届くのが楽しみだ。
今回の試験では、聞き取りとスピーキングと長文を作る能力がまだまだ足りていないことがわかったので、引き続き勉強を続けて次回はHSK4級にチャレンジしていきたい。