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まっさらなノートのような存在でありたい。
こんにちは、ホワイトノートの宗像です。
先日、二日連続で違う人から同じ質問をされました。その質問とは、「なぜホワイトノートという社名にしたの?」というもの。一日目は、かれこれ10年くらいお付き合いさせてもらっているデザイン会社の社長さんから。そして二日目は、かれこれ5〜6年お付き合いさせてもらっている代理店のディレクターさんから。どちらも結構かれこれなお付き合いのお二人から、示し合わせたように同じ問いを投げかけられたのでちょっとびっくりしましたが、せっかくの機会だったので、改めてお話させてもらいました。
もしかしたら、同じようにホワイトノートという社名を気にしていただける方もいるかもしれないので、noteに記しておこうと思います。
そんなわけで、今回は「ホワイトノート」という社名についてのお話です。
「ホワイトノート」という社名は、どこから発想した?
これはとてもシンプルで、コピーや企画を考えるとき、いつもノートの新しいページを開くことからはじめるから、です。いわゆるルーティンというやつですね。言ってみれば、まっさらなノートがぼくにとってアイデア発想の起点であり、仕事の起点でもあるわけです。ノートがないと仕事がはじまらない。それくらい欠かせない仕事の相棒です。もちろん、デジタルツールもいろいろと使います。でも、はじめの一歩はノートに手書き、いつもそこからはじめています。
![](https://assets.st-note.com/img/1730766041-73dgBMu29zbLIF0l1xVePKkm.jpg?width=1200)
開くとほぼA3のスペースが生まれること、サラサラと書き心地のいい紙を使っていること、
そして主張し過ぎない薄い緑の方眼罫がいじらしいこと。これら3つの理由から愛用しています。
ただ、すでに販売は終わってるみたい。
何冊かストックしてますが、それがなくなったらどうしよう…。
ぼくらにご依頼いただく仕事は、二つとして同じものがありません。クライアントが違えば、抱えている課題も違っていて、それに対するアプローチの仕方も、提供するソリューションも毎回違います。この段取りでやればOKというようなお決まりのフォーマットはありません。一つひとつまっさらな思考と感性で向き合うべきものだと思っていて、だからこそ、まっさらなノートからはじめたいと思っています。
「ホワイトノート」に込めた想いは?
お話は会社設立前夜まで遡ります。法人化しようと思い立ったぼくは、会社名を考えるにあたっていろんな言葉を探しました。コピーライターですから、やっぱり自分の売りである「言葉」まわりの言葉を中心にあれこれ考え、10コほど会社名の候補案をつくりました。たとえば「MONOKAKI」や「wordz」がそれにあたります。
![](https://assets.st-note.com/img/1730479341-YK1HmWBb3oq2Oex0phz54R6v.png?width=1200)
「言葉」まわりの言葉でもよかったのですが、会社としての立ち位置や提供価値がわかりやすい反面、世界観が広がる余地が少ないかなと思いました。せっかく法人化するのに世界が狭まってしまってはもったいないな、と。プロの物書き集団を作るのはおもしろいかもしれませんが、はじめからそこに限定したくないな、と思いました。
次に、じゃあどういう会社にしたいのか、というところを考えました。ぼく個人としては、コピーとか、企画とか、ディレクションとか、インタビューとか、長文とか、編集とか、Webとか、映像とか、ブランディングとか、領域を限定することなく、いろんな可能性を広げながら、いろんな仕事をしていきたいと思っていました。もちろん「言葉」を中心に据えて、です。
実際、フリーランスとして1年半ほど活動してみて、ある会社ではコピーライターの宗像、別の会社ではプランナーの宗像、また別の会社では編集者の宗像という感じで見られていたりしました。この状態は、ぼくが以前から思い描いていた理想の仕事の仕方に近い状態でした。
これからも、こういった自由なスタイルでやっていきたい、そう思ったときに、しっかりと受け皿になってくれる会社がいいなと。いろんな可能性を受け止めて、さらに広げられる会社。そういう会社であってほしいな、と思いました。
これは、ぼく個人だけではなく、一緒にはたらく仲間やパートナーさん含めて、会社に関わるいろんな人が、それぞれのスタイルで、可能性を広げながらはたらくことができる会社、ということです。
既成概念にとらわれずに、まっさらな感性と思考で仕事に取り組むこと。一つひとつの仕事に、ちゃんと誠実に取り組むこと。自由自在で、遊びがあって、伸びしろがあって、いつも新鮮な気持ちで…。ずっとそういう自分でありたいし、そういう会社でありたい。ホワイトノートという会社名には、そんな想いを込めました。
以上のような想いをギュッとして、ホームページのABOUT USでは次のような文章をしたためました。
まっさらから、考える。
まっさらから、つくる。
ノートには、
何を書いてもいいし、何を描いてもいい。
真ん中から書いてもいいし、
はじっこから書いてもいい。
それはそれは自由で、
たくさんの可能性にあふれています。
いつでもまっさらな感性と思考で、
課題に取り組むこと。
ひとつひとつの仕事に、誠実に向き合うこと。
フラットであること、オープンであること、
遊びがあること、伸びしろがあること。
私たちホワイトノートは、
いつでも、どこでも、誰に対しても、
まっさらなノートのような存在でありたい
と思っています。
ロゴの余白に込められたアドバイス?
ちなみに、ホワイトノートの名刺はこちらです。
![](https://assets.st-note.com/img/1730199391-xXGUP980FLKdgYQClmIhfRob.jpg?width=1200)
ホワイトノートですから、ほぼ白です。会社のロゴはエンボス加工になっていて浮き上がっています。ロゴにズームするとこんな感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1730199439-GZXExFWturj3pb8TM7QqoHhz.jpg?width=1200)
なかなかインパクトがあるようで、名刺交換をする際にお相手に「ホワイトですね!」とリアクションをいただくこともしばしば。
余白のあるロゴタイプには、制作いただいたアートディレクターKさんからのメッセージが込められています。それは「宗像さんは、ついついまじめになり過ぎてしまうときがあるから、余白とか遊び心を忘れないように」というもの。
まっさらな名刺に浮かぶホワイトノートの文字。
立ち上げから10年以上経った今も、まじめになり過ぎてしまったり、思考がにっちもさっちもいかなくなってしまったときには、名刺を眺めています。
社名に込めた想いに立ち返り、ロゴに込められたメッセージを思い返して、また、まっさらなノートに向き合うようにしています。
▼ホワイトノートのホームページはこちら。
お時間あるときにのぞいてみてください。
お仕事のご相談もお気軽にどうぞ。