三段切れ?
俳句幼稚園のコメント欄でよく見かけるけど、何ぞや?
なんとなくわかってはいるけれど、説明まではできない。
そう思っている方も少なくないと思います。
ここ数日、私も、この三段切れで、あれこれ悩み、そこそこ解決したので忘れないうちに記事にすることにしました。
(2023.11.25 追記と補足をいたしました)
三段切れとは?
まずは、私が三段切れって何ですか?の質問に対し、よく利用するサイトでの簡単な説明を。
「いずれも切れたかたち」の例を私の句からみっつほど。
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これは三段切れか?
私の句
昨朝詠んだ、季語「鞦韆」の句。
私は正直、これが三段切れになるのか否か、迷ってしまいました。
冷静に考えてみると
と共に連用形なのでセーフ、三段切れではないのだけれども、音だけに頼ると判断が難しかったりします。
以下、アポロさんのコメントがとても分かりやすいので紹介いたします。
補足(2023.11.25)
大地蹴り、鞦韆たわみ、宙を捕る。(連用形は読点)
大地蹴る。鞦韆たわむ。宙を捕る。(終止形は句点)
上五、中七に読点、句点どちらがつくか、は三段切れの判断のひとつとしてわかりやすいです。
chiyoちゃんの句
ではこちらの御句はいかに?
このままだと三段切れですが、アポロさん曰く「寄せる赤」との解釈。
三段切れではないわけです。
こうなってくると、単に活用や音の切れだけでなく、前の言葉がどのように次の句へ掛かるか、そのことにも気をつける必要があるということですね。
鮎太さんの句
こちらはどうでしょうか?
こちらは「と」という助詞がどこに係るか、また「座る」がどこに係るかによるわけですが、意味合い的に三段切れではありませんね。
三段切れで気を付けたいこと
少々、難しいことにまで発展してしまいました。
かえってこんがらがってしまった方もいらっしゃるかなあ、と少し心配ですが、最後に私の今の考えを纏めてみます。
今のところ、以上三点四点です。
質問などがあればコメント欄へお願いします🎵
場合によっては、こちらの記事への加筆もあるかもしれません。(2023.11.25加筆済み)
よろしくお願いいたします。
園医のつるさまが、以下の記事にて、別視点での「三段切れ」についての考察してくださいました。
例を挙げての丁寧な説明です。ぜひ参考になさってください。
俳句の鑑賞について
アポロさんより、俳句鑑賞についてのお考えを伺いました。
俳句幼稚園では、できるだけそれぞれの方が、自由に楽しく俳句を詠めるようにと、連携をしっかりとりながらすすめています。
質問などは、コメント欄に遠慮なくお願いします!