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良書を読みすぎるということはない「再読」のすすめ

普段は毎週本屋に1度は行き、本を買う生活をしていましたが、最近は本屋に行く回数が少し減り、本を買う機会も減りました。

読書がきらいになったためでは無く、自分の部屋にある本棚から一度読んだ本を、読み返すことが多くなっているからです。

本棚には、一度読んでいい内容だった本が300冊くらいはあるんですが、中には数年前に読んだきりの本なんかも結構あります。

断片的に印象に残っている部分は思い出せるけど、全体的にどんな本だったかまでは思い出せない本も多く、そんな本をもう一度読み返す「再読」を最近はもっぱらしています。

再読の何がいいかというと、本棚には自分にとっての「良書」ばかりが揃っているため、どれを読んでも最高の読書時間を送ることができるところ。

ドイツの哲学者ショーペンハウアーは、著書「読書について」の中でこう言っています。

悪書を読まなすぎるということもなく、良書を読みすぎるということもない。悪書は精神の毒薬であり、精神に破滅をもたらす。
良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである。人生は短く、時間と力には限りがあるからである。

「悪書は精神の毒薬であり精神に破滅をもたらす」と結構過激なことをおっしゃってますが、そこまで思わないにせよ、良書ばかり読める環境があるなら、それを利用しない手はありません。

毎日好きなだけのんびりと読書をする時間は、残念ならが今の僕にはありませんので、限られた時間のなかで、できるだけ良書に触れる時間を多く取りたいもの。

だからこそ「再読」が最高なんです。

「一度読んだ本をもう一度読み返しても、得られるものは少ないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

僕たちは生活していく中でさまざまな出来事を経験し、日々、考え方や感情などが違います。

以前に読んだ自分と、再読する自分とでは、その時の状況によって、本から伝わる情報の感じ方も違うことが多く、読み返すと新しい学びや発見などがあり、再読しても無駄なんてことは一切ありません。

むしろ、古典のように長い間、読み継がれてきているような本は、何度も読み返すたびに新たに得られるものばかりです。

新しく本を買うのもいいですが、自分の本棚に目を向け、もう一度手に取って読み返してみる。そんな読書時間を送ってみてはいかがでしょうか?


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