寂しくさせて、ごめんなさい
長男、5歳の年長さん。あと数か月で6歳になる。
いつもニコニコ楽しそうにしていて、YouTubeとマイクラが大好き。
最近はスキビティトイレにはまっていて、よく2歳の弟とスキビティトイレごっこをする。
私が家事をしていると「ママこっち来て」と呼ぶけれど、一緒にいても動画を見るかゲームをするかで一人で遊んでいる。(うちは勉強したら一定時間自由にswitchで遊べるルール)
そんな長男。
ある日、子どもたちの夕飯が奇跡的にスムーズに終わったので、長男と少しだけマイクラで遊んだ後、私は仕事部屋で机に向かっていた。
ところが絶賛イヤイヤ期の次男が絵本を持ってきて「読まないとイヤイヤ」をし始めて仕事にならず、仕方なく絵本を読んだり図鑑の虫の名前を読み上げたりしていた。
一人でマイクラしていた長男が仕事部屋に来て、一人で図鑑を見ていたが、少しして居間へ戻っていった。
結局仕事は殆ど進まないまま切り上げて、長男の様子を見に行く。夫が長男に見せるためにスマホで動画を流していたが、長男はそちらに顔もむけず、部屋の隅でうずくまっていた。
「元気がないから構ってあげて」と夫に言われた。
「お待たせ、ごめんね」と隣に座ると、一気に長男の顔が明るくなった。
「ママがいなくて寂しかった」
嬉しそうに言われて、一気に罪悪感がこみ上げた。
一緒にいる時の姿しか見てなかったから気づかなかった。
いつもニコニコ楽しそうにしているのは私が一緒にいるからで、私がいない時は寂しいんだ。
さっきまでと同じ動画を流しているのに、私がいると歌を真似したり踊ったり楽しそうにはしゃいでいるのに、私がいない間は見向きもせず、隅でうずくまっていたんだ。
私はさっき仕方なく次男に絵本を読んだりしていたけれど、それを見て羨ましく思いながらも我慢してくれて、もっと寂しくなっていたんだ。
私、自分の都合でこの子に寂しい思いをさせていたんだ。
そんなに急ぎの仕事じゃなかったのに。
次男には適当でも構っていたのに。
長男は聞き分けが良いから甘えていた。
私が思うより、長男の中で私の存在は大きいんだ。
仕事より長男の心を大切にしよう。
甘やかしすぎかもしれないが、
仕事をなめているかもしれないが、
私は、そうしよう。
そうしようと思えばできる環境なのだから。
怖がりで繊細で神経質な長男の心深くに
安心感を植え付けるチャンスは、
今しかないと思うから。
できない部分もあるだろうけど、
できる限りで意識しよう。
私がいなくても
平気でいられる子に
なってほしいから。
そのための土壌造りを今しないといけないんだ。
寂しくさせて、ごめんなさい。
人によって、家庭によって、環境によって、状況によって、仕事と子どもが乗った天秤をどの割合で傾けるかって全然違うと思う。
それぞれに事情があって、タイミングもあって、本当はどちらも力を入れたいけれど、そういう訳にもいかなくて。
仕事と育児って本当に両立が難しい。育児を完全に他に頼ってしまえば仕事に集中できると思うけど、育児をちゃんとしたい、子どもとたくさん関わって成長を楽しみたい、自分が育てたいって考えると、どうしても。
私はコールセンターの仕事もLivelyTalkの仕事も大好きなので、どうしても仕事優先で考えてしまう時が多いけど、子どもの事はもっともっと大好きなので、愛しているので、長男と次男が寂しがらないことを優先して考えようと決めたのでした。