ぼくがやる!
我が家の次男(2歳)、このところ自立心の成長が目覚ましい。
服を選ぶのも、ご飯を食べるのも、手伝うと怒られる。
ある朝、保育園へ持っていく水筒の肩ひもを外してあったのを見つけ、自分で取り付けようと頑張っていた。
出っ張りを穴にカチッと嵌めるタイプで、幼児の力では難しい。
時間もなかったので、何気なく次男の手を持って嵌めるのを手伝った。
カチッ
その瞬間、大号泣。
大粒の涙をぽろぽろこぼしながら、大きく口を開けて、声を限りに泣き続ける次男。
えっ、そんなに泣く?!とびっくりしながら、暴れる足に靴を履かせ、闇雲に振り回される腕を回避しながら次男を抱いて荷物を持ち、長男の手を引いて家を出た。
耳元でしゃくりあげながら、「じぶんでやりたかった、うぅっ…じぶんでやりたかったぁ…」と訴える声に申し訳なさがこみ上げるが、ここでのんびり話し合っていたら仕事の電車に遅れる。
保育園まで「ごめんね」と繰り返しながら歩くが、ずーっと怒っている。ごめんってば…。
園に到着し、泣き止んだ次男の靴を脱がせて下駄箱へ仕舞う。さあ手を繋いで入ろうか、と振り返ったら、いつもは「だっこして~」と両手を挙げて待っている次男の姿が無い。
辺りを見やると、すぐ近くにある保育室の扉の前で俯いて立っている。まだ拗ねているようだ。
追い付いて扉を開けると、無言でお友達が遊んでいる中へ入っていった。いつも彼は、私がタオルなどを定位置にセットしている間に戻ってきて、抱っこをねだったり背中におぶさってきたり「ママだいすきだよ」と笑顔で私のハートを打ち抜いてきたりする。
この日もそうだろうと高を括って待っていたのだが、来ない。
顔を上げて次男の姿を探すと、お友達や先生と一緒に楽しそうに遊んでいる。
来ない・・・・・・
今までも次男が怒ったり拗ねたりすることは何度もあったが、説明したり謝ったりすれば許してくれたし、私が保育室を出るまではいつもくっついてきていたのに。
そんなに怒ってたのかなぁ、悪いことをしたなぁ、自分でやりたくて仕方ないんだなぁ、などと思いながら園を後にした。
めちゃくちゃ寂しかった。
翌日の登園。
家を出る際のトラブルは特になく、次男はご機嫌だった。
保育園に到着して、次男の靴を脱がせる。下駄箱にしまうと、次男は抱っこをねだってきた。
嬉しさと安心感と共に抱き上げて、保育室に入る。もぞもぞする次男。
するりと腕から降りて、走って行ってしまう次男。
…まあね。後でまた戻ってくるでしょ。
タオルなどをセットする。
次男は来ない。
探すと、もう楽しそうに遊んでいる。
こちらへ来る様子はない。
…さ、さみし…いやいや、もうママと離れる前の愛情確認は不要になったのね。親離れしている証拠だわ。素晴らしい事じゃないの。うふふふふふ。
ふふふ…😭
親離れはもうちょっと後でいいよぉ…