あくまで推測
ー朝顔市の時間帯
アサガオ(朝顔)は午前中早くに咲く。わが家のベランダにあるアサガオ、通称「ベランダ朝顔」は、朝起きるころには花をすでに開いていて、出勤前の気だるい気分を和らげてくれる。奥さんによると、ベランダ朝顔はお昼を迎えるころになると元気がなくなり、次第に萎れてクタッとなるそう。だから、アサガオを鑑賞するには、早朝がオススメだ。
"大人の事情"
7月8日までの3日間、入谷鬼子母神(真源寺、東京都台東区)周辺で開かれた「入谷朝顔まつり(朝顔市)」は、6、7の両日が17時、8日は12時がスタート。これではアサガオを眺めるのに一番良い時間を逃してしまう。そこには、そうせざるを得ない"大人の事情"があると見て、いろいろ考えた。
朝顔市のチラシを見ていて、ふと思い当たったのは交通規制。朝顔市は入谷鬼子母神が接する言問通りの一部区域を歩行者天国にし、その周辺を会場にしていて、このエリアを一日中、車両通行止めにすると物流に累が及ぶ。そのため、妨げにならない時間帯にしたというのなら、腑に落ちる解だ。
"究極の選択"
個人的な見立てに過ぎないが、アサガオを販売する関係者は"究極の選択"を迫られたのかもしれない。アサガオが最も見事に咲く時間帯にするか、あるいは最も集客しやすい時間帯にするのかの二択。というのは、平日の6日、7日の17時は多くの会社がちょうど業務を終えるころ、休日の8日の12時は外出しやすいころだから。売る側の心理からすれば、アサガオが一番きれいに咲いているときを見せたかっただろう。関係者は頭を悩ませたに違いない。
あくまで推測。早く答え合わせしたいところ。
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