引退しないよね!?
ーダルビッシュに勝手な心配
米大リーグのプレーオフ、大谷翔平が所属するロサンゼルス・ドジャースが地区シリーズ決勝進出を賭けて対決する試合がプレーボールまで12時間を切った。相手はダルビッシュ有が所属するサンディエゴ・パドレス。相手にとって不足はない。再びどっちのチームを応援するか悩むところだ。ただ、それにも増して気になることがある。この試合に勝っても負けても、プレーオフ終了後、ダルビッシュが引退するのではないかと勝手に心配している。
新時代の幕開け
この試合は、プレーオフ史上初めてとなる日本人投手対決が実現する。ドジャースが山本由伸、パドレスがダルビッシュを先発マウンドに上がる予定。まさかこんな日が来るとはと思うファンもさぞかし多いだろう。米大リーグで活躍する日本人選手の新たな時代の幕開けとも言える。
これまで日本人選手を牽引してきたダルビッシュは現在38歳。競争が激しいアスリートの世界にあって、そろそろ現役から身を引くことも視野に入れる時期だ。そんな中で実現したプレーオフでの日本人投手対決に、ダルビッシュ本人が一定の役割を果たしたと思わないか不安だ。
確かに、ダルビッシュより5歳以上若い日本人選手が米大リーグで存在感を発揮している。大谷翔平を筆頭に、山本由伸、松井裕樹、今永昇太、吉田正尚、千賀滉大と枚挙にいとまがない。日本球界でも、佐々木朗希、村上宗隆、岡本和真らが米大リーグ入りを噂されている。
輝きいまだ失われず
「まだまだやりたい気持ちが強いが、プロ野球選手としてお客さんに見せるパフォーマンスは出せないと思う」ー。そう言って、日本人大リーガーのパイオニア的な存在、野茂英雄が引退したときの年齢は39歳。現在のダルビッシュとほぼ近い。ただ先日のプレーオフ、ドジャース戦で、ダルビッシュは7回1失点の好投を見せていて、輝きを失っているようには到底見えない。もうしばらく日本人大リーガーファンを楽しませてもらいたい。ポジションは違えど、イチローが引退した当時の年齢は45歳。
スポーツは違えど、サッカー界のレジェンド、三浦知良は現在57歳、現役。