ボルテージ
ー近づく東京五輪
東京都練馬区にある練馬総合運動場。17日の夕方。散歩中、人だかりができているので、何をやっているのかが気になって運動場のフェンス越しに覗いてみると、トーチに聖火を灯すセレモニーが行われていた。インターネットで確かめたところ、新型コロナウイルス感染症が拡大し、全国をまわった聖火リレーが東京都内ではできなくなり、その代わりに、走る予定だったランナーが集まって聖火を灯してつなぐ「トーチキス」が行われたようだ。東京五輪開催が近づいてきたことをあらためて実感する。
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貴重な体験機会
イベント内容は実に平和だが、それにしては警官がたくさんいるなど、雰囲気が実に物々しい。その理由はすぐに分かった。何人かの人が集まって「五輪を中止しろー」と、横断幕を掲げながら叫んでいたからだ。きっとセレモニーに参加していた都政、あるいは区政に関わる重鎮へのアピールだろう。
確かに新型コロナは怖い。五輪開催で事態が悪化する可能性も否めない。ただ、その一方で、世界最高峰のアスリートが集まるスポーツの祭典を体験したいという気持ちをあらためて感じる。生きているうちに、もう一度あるかないかも知れない地元開催だ。この機会を逃したくない思いは強い。
しっかり対策
選手を含め、五輪に向けて準備を整えてきた人の苦労をムダにして欲しくない気持ちもある。新型コロナに感染しないよう十分に気を付けながら、五輪を堪能したい。生活の中で、できる新型コロナ対策は多くないが、これまで通り、外出から戻ったら手洗い、うがいをしっかりするよう心がけたい。
23日の開会式に向けて徐々にボルテージを上げていこう。
(写真:セレモニー終了後の練馬総合運動場周辺=りす撮影)
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