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「もっとTokyo」で旅気分

ー義母、完全復活の狼煙

義母、奥さんのお招きを受け、一緒に東京都内にある高級ホテルに一泊し、ちょっとした旅行気分を味わった。間近に見える東京タワーは迫力満点で、これまで見慣れた東京タワーとは別物だった。ホテルの朝食バイキング会場は外国人観光客があふれ、このシーンだけを眺めれば、コロナ禍にあることを忘れてしまいそうになった。実に刺激をもらえる良い時間を過ごした。

連載「義母、完全復活の狼煙」シリーズ:「『世話になり申す』」「突然のお誘い

新鮮な気分

義母、奥さんと一緒に泊まったのは東京都港区の東京プリンスホテル。都民が対象の都内観光割引「もっと楽しもう!Tokyo(もっとTokyo)」を利用し、普段では泊まれないリーズナブルな価格で楽しんだ。そもそも東京都内に住んでいるため、こんな機会でもなければ、都内の高級ホテルに泊まることはない。不思議な感じだ。

部屋からは東京タワーが間近に見え、灯りを消して見上げるライトアップされた東京タワーはあまりに荘厳で、東京のランドマークに相応しい姿だ。そこにあるのが当たり前の見慣れたタワーには思えなかった。本腰を入れて都内を観光したくなる。思いを新たにしたのは、招待してくれた義母、奥さんのおかげだ。心から感謝。

翌朝の朝食バイキング会場も刺激を与えてくれた。会場にあふれるたくさんの外国人観光客。アジア系、欧米系などいろんな人たちが楽しそうに食事を楽しんでいる。政府が観光客の入国規制を緩めた影響を肌身で感じる。この様子に、コロナ禍前のように海外旅行を楽しめる日が近づいている気がした。ワクワクしてくる。

安心感

リハビリ途中で早々に退院した義母。入院前の体力に戻すのはもう少し時間がかかりそうだったが、よくしゃべりよく笑い、奥さんから聴いていた状態に比べ、気持ちの部分はかなり良さそうに見える。"ホスト役"として頑張ったということもあっただろう。ただ、それを差し引いても、明るく朗らかな様子にはホッとさせられる。

このままどんどん良くなってもらいたい。(続く)

(写真:『りすの独り言』トップ画像=りす撮影の画像をを基にりす作成、夕暮れの東京タワーと真夜中の東京プリンスホテル内=りす)

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りす=ハードボイルド
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