都心に積もる雪
ーどうして中原中也!?
きのう(2月5日)東京都にも雪が降った。しかも大雪。ウェザーニュースによると、東京23区に1cm以上雪が積もるのは、2022年2月(2cm)以来約2年ぶりらしい。子どもの頃であれば大はしゃぎだが、大人になって童心を忘れたか、そこまで気分が上がらない。それどころか、都心に積もる雪を見て思い浮かぶのは、中原中也の詩『汚れつちまつた悲しみに』の一節:「汚れつちまつた悲しみに、今日も小雪の降りかかる」ー。
どうしてこうなった!?
ーどうして楽しめない!?
2年ぶりに降り積もる都内の雪を見ても、そこまで気分が上がらないこちらを尻目に、奥さんは童心に返ってはしゃいだようだ。雪化粧した散歩ルートのあちこちをスマートフォンでパチリ。幾つも画像を見せてくれた。中には、誰が作ったのか知らないが、雪ダルマの写真まであって楽しげな様子が伝わってくる。久しぶりの雪を純粋に楽しめない自分、そして楽しんでいる奥さん。そのギャップが一段とはっきりし、悲しみが増した。
あらためてつぶやく。どうしてこうなった!?
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