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元気と歯がゆさ
ールドベキア
よく利用するコンビニエンスストアに向かう道中に花壇があり、そこに咲いているヒマワリを小さくしたような花。"グーグル・レンズ"によると、キク科のルドベキア(オオハンゴンソウ)というそうだ。鮮やかな黄色い姿。見るたびに元気をもらえる。ただ、この花は日本の生態系を損なう恐れがある環境省の特定外来生物に指定されている。それがどうにも残念だ。
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違和感なし
ルドベキアは、夏の日差しを正面から受け止めるように花が咲く。花言葉は「正義」「公平」。それを聞いて違和感がない。思い出すのは映画『アンタッチャブル』。アル・カポネに対峙するエリオット・ネスを彷彿とさせる。
北米が原産。15種ほど自生種があり、そのほとんどが多年草だ。インターネットによると、繁殖力旺盛な草花のため、中部山岳地帯や北関東以北を中心に帰化し、「今や邪魔者になっているところもある」という。
その強さは過酷な環境、激しい生存競争を勝ち抜いてきたがゆえだろう。そんな外来種の花に、在来種は太刀打ちできない。押し寄せるグローバル化の波の中、外資系企業に飲み込まれる国内企業の姿に似ている。
この花を見ると、元気をもらえると同時に歯がゆさも味わわされる。
(トップ写真:多年草で繁殖力旺盛なルドベキア=りす撮影)
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