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品川富士がお気に入り
ー見どころ多い品川神社(上)
品川神社(東京都品川区)は、神社巡りビギナーにとって見どころが多くて面白い。主祭神を祀る拝殿はもちろん、「東京三鳥居」に数えられる威風堂々の双龍鳥居、都内随一の高さを誇る富士塚「品川富士」、金運上昇のパワースポット「一粒萬倍の泉」もある。一番気に入ったのは品川富士だ。頂からの眺めが独特で良い。「馬鹿は高いところが好き」は関係ない。
関連リンク:「東京三鳥居コンプー品川神社の双龍鳥居」
252分の1
富士塚は、富士山を模した人工の山や塚をいう。山岳信仰に由来し、富士山の神さまを祀っているとか。崇め奉る対象とはいえ、神社の境内に小さな富士山を造営しようという発想そのものにあらためて驚く。
品川富士は、品川神社境内にある富士塚だ。最高地点と最低地点の高低差を示す比高は15mと、富士塚としては都内随一の高さらしい。本物の富士山の252分の1スケール。頂上から見下ろす眺めは思いのほか良い。
行き交う乗用車やトラックが、大きめのラジコンカーに見えて可愛らしい。動く豆粒にしか見えないサンシャイン60(高さ250m、東京都豊島区)からの眺めとは違う趣きがあって飽きない。
実際に足を使って頂上まで行くところも好感できる。比高15mとはいえ、急勾配の"山道"を進み、急な石段を上がる。それなりに息も切れる。たとえわずかだとしても、苦労して手に入れたときの嬉しさは格別だ。
奥さんもほぼ同じ感想。「ここは良いね」と、頂上から辺りをグルッと見回して一言。もっとも、都内で最も高い富士塚からの眺めを体験したため、ほかの富士塚に行ってみようという気は今のところ、あまり起きないようだ。
心のゆとり
拝殿や双龍鳥居を見て心を大きく揺り動かされるまでには、もう少し時間がかかりそうだ。神社巡りビギナーだけにやや敷居が高い。今回、拝殿は「二礼二拍手一礼」といった作法などに、双龍鳥居は撮影するときの画角などにそれぞれ意識をとらわれ、拝殿や双龍鳥居を楽しもうという心のゆとりがあまりなかったかもしれない。それも神社巡りに慣れれば変わりそう。そのときに再び訪れたい。今から楽しみだ。
ただ、その誘いに奥さんが乗るかどうかは微妙なところ。(つづく)
(写真:『りすの独り言』トップ画像/品川神社の双龍鳥居=りす撮影)
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