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「夢のサイダーを」
故チバユウスケが率いたザ・バースディ(The Birthday)の楽曲『サイダー』は、お気に入りの一曲でよく聴いている。サビの歌詞がたまならく好きだ。どこか郷愁的なメロディーの乗せ、「夢のサイダーを飲ませてやるよ、喉奥張り付いて、死んでも落ちない、夢のサイダーを、夢のサイダーを、なぁ」というところが堪らない。オレについてくれば最高の経験をさせてやるぜという熱くギラついた若者の魂を感じる。チバユウスケは、解散した日本の伝説的なロックバンド、ミッシェル・ガン・エレファント(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT、TMGE)の元ボーカリスト。この曲のフレーズにある「身長大体190、ヤセギス大柄男の、目はまだまだギラギラ」は、同じくTMGEのギタリストである故アベフトシのことではないかという説がある。
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ドトール好きに馴染みの曲
日本のジャズバンド、Jill-Decoy Association(ジルデコイ・アソシエーション、通称「ジルデコ」)の楽曲「Find a silver lining」。コーヒーショップチェーン大手のドトールコーヒーを頻繁に使う人にはお馴染みの曲と言って良いだろう。この曲が店内でよく流れていて、リズムやフレーズに中毒性がある。夫婦揃っていつの間にやら口ずさむようになるほどだ。歌詞の一節をググって演奏者と曲名を知った。検索してヒットしたこの曲のユーチューブ(YouTube)。コメント欄にある「(これは)ドトールの曲」「イヤホンしててもこの曲だけは耳が拾ってしまう」は、ドトールフリークならば誰もが深く共感するはずだ。面白い。
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再生1億回超えのボカロ曲
カンザキイオリ作詞・作曲のボーカロイド(VOCALOID、ボカロ)曲『命に嫌われている。』ー。この曲をまふまふが歌ったユーチューブ(YouTube)は、なんと再生回数が、2021年11月28日時点で1億1000万回を超える。歌詞が心に刺さる。生きることの意味について向き合い、きれいごと抜きに語っているからだろう。曲中の「生きる意味なんて見出せず、無駄を自覚して息をする、『寂しい』なんて言葉でこの傷が表せていいものか、そんな意地ばかり抱えて今日も一人ベッドに眠る」という歌詞は、個人的にどこかで感じた痛みとしてズシリと響いた。まふまふは21年の「NHK紅白歌合戦」に登場することが決まった。果たして、この曲を歌うのだろうか。この曲は17年8月にリリース。カンザキイオリ、まふまふともにボカロP(ボカロピー)と呼ばれる。ボカロPは、音声合成ソフト「ボーカロイド」、UTAU、CeVIOなどでボカロ曲を制作し、動画投稿サイトに投稿する音楽家。
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続・最高に高ぶるBGM
🐿シンガーソングライター・高橋優が2017年にリリースした楽曲『虹』にどハマりしている。きっかけはユーチューブチャンネル「ばなびーチャンネル」にある1本のユーチューブ(youtube)動画。"第2の黄金期"を迎えたお笑いコンビ・オードリーが人気芸人への階段を上るまでの足跡を辿った動画「オードリー、逆転人生」のBGMに使われており、心を掴まれた。オードリーは00年のコンビ結成以来、8年超鳴かず飛ばず。後輩芸人にどんどん追い越される中、吉本興業が主催する「M−1グランプリ」の準優勝でようやく脚光を浴びる。それまでのオードリーの悪戦苦闘と、諦めずにもがき続けて奇跡を起こそうという歌詞がマッチしており、この曲を聴けば、オードリーの生き様が思い浮かぶ。諦めずに足掻いていれば、いつかチャンスが巡って来ると思わせてくれるところが良い。この動画はユーチューブチャンネル「tetsu RGV」にある。
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最高に高ぶるBGM
🐿フリーアナウンサーの夏目三久との結婚を発表したお笑い芸人・有吉弘行。お笑いコンビ「猿岩石」で大ブレイクした後、一気に仕事がなくなり、7、8年不遇の時代を経て、ピン芸人として再度成り上がり、今や押しも押されぬ人気芸人の一人だ。有吉が成り上がる軌跡は、ユーチューブ(youtube)チャンネル「ばなびーチャンネル」にあるまとめ動画「有吉弘行、お前、地獄見たことねぇだろ」が分かりやすい。見るたびに心を揺さぶられる。有吉によると、成り上がりを支えた原動力は「ずっと仕事がないころにオレのことを見下していたヤツへの復讐心」という。痛快にも、そうした輩を見事に見返したわけだ。この動画のBGMにかかっている曲は、スーパービーバー(SUPER BEAVER)が2015年に発表した楽曲『証明』。この曲を聴くと、有吉の生き様を思い浮かべて気持ちが高ぶる。「今に見てろ」という気が湧いてくる。
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再生560万回超の和製ハードロック
🐿にわかに海外でも注目されだしたハードロック・バンド「人間椅子」。ユーチューブ(YouTube)にアップした楽曲「無情のスキャット」のミュージック・ビデオ(MV)が呼び水になったようだ。2019年5月半ばの公開以来、現時点で再生560万回を超え、欧米の視聴者を中心に賞賛コメントが相次ぐ。大きなうねりとなった関心は、ほかの曲にも向かい、再生100万回超えのMVも目立つ。人間椅子はメジャーデビュー以来30年。その道のりには浮き沈みがあり、一時はレコード会社から新たなボーカルの加入や売れ線の曲づくりへの提案もあったという。それでも自分たちが求める音楽スタイルをぶらさずに貫いた。確かな演奏技術があってこそ、まかり通るこだわり。それを今度は海外で示す。応援したい。
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アニソン枠に翻弄された一曲
🐿TVアニメ『装甲騎兵ボトムズ』(1983年放送開始)のエンディングテーマ『いつもあなたが』。歌い手はTETSUこと、織田哲郎。当時、20代前半だったという。このアニメのオープニングテーマ「炎のさだめ」とは反対に、しっとりしたバラード曲。今でこそ市民権を得た感もあるアニメソング(アニソン)というジャンルだが、当時は「子供向け」(アニメ監督・富野由悠季)の分野とみなされ、低く見られがちだったらしい。時代が時代なら、もっと評価を受けただろう。アニソンという括りに翻弄された一曲と言える。この動画は5月2日にユーチューブ(YouTube)ライブで織田本人が歌った映像。ハスキーボイスに味がある。シビれる。
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『宇宙戦艦ヤマト』ファン必見!高品質動画
🐿何度見てもため息が出るほどハイセンス、ハイクオリティーな3DCG動画だ。『宇宙戦艦ヤマト』ファンのみならず、ファン以外でも十分に楽しめる。アニメにも漫画にもこんなシーンはないのだが、ヤマトの世界観を損なわないように場面を妄想して描いているところが良い。驚いたことに、動画製作者のHaru0217さんはプロではなくアマチュアという。まさに在野に人ありだ。コメント欄には「こんなクオリティーの高い映像をタダで見ていいのか?!」など賞賛の言葉が相次ぐ。チャンネル登録者数は現時点で6450人と、まだ1万人に達していないものの、認知度が高まれば、あっという間に増えそうだ。更新頻度はそれほど高くないが、引き続き、ウォッチしていきたい。奥さんもこの動画の大ファン。