見出し画像

おいしく、たのしく、フードロス対策

 ほぼ毎日、自分のためにお弁当を作っている。
 きっかけは、コロナ禍で外食や会食がどうしても躊躇われた時期に、一念発起したこと。
 最初の頃は、四苦八苦として時間と労力ばかり掛けていたように思う。
 おかずは何品作るとか、なるべく全て手作りで、とか高すぎる目標を掲げていたこともあるが、お弁当箱というのは、中をきっちり詰めないと、寄ったり崩れたりするもので、サイアクな時は汁漏れなど粗相をするので、如何にスキマを埋めていくのかに頭を悩ませた。
 お弁当は、いわば穴埋めパズルのようなものだ。
 お弁当箱という楕円や四角の決められた空間の中を、デッドゾーン無く、きれいに彩りよくすき間ゼロで飾ることが大事なのだ。
 七転八倒を繰り返しながら、コロナ禍発生からの数年間で、お弁当作りは特別なモノから日常へと変化し、今では慣れたモノである。
 そして、この新しい習慣は、とても良い結果をもたらした。
 まず、今まで朝ご飯用として作っていたものを、お弁当と共有することで、残り物のおかずがや冷やご飯が冷蔵庫から消えた。
 すると自然と「冷蔵庫の中から数週間前に作ったっぽい何かを発見する事故」も、激減する。
 お弁当作りは、我が家のフードロス対策に大貢献してくれた。
 お弁当作りを続けるうえで、私は自分とある約束をした。
 それは、続かない無理をしないこと!
 趣味は、義務になってしまったら楽しさが激減するのだと言う。
 習慣化することも、同じだと思う。
 毎日同じおかずでも良い、寝坊したら何も作らなくて良い、冷凍食品を上手く活用したらいい。
 いろんな「許し」を自分に説いて、今日も私は楽しく、フードロス対策に勤しんでいる。

#未来のためにできること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?