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怪談集めたら友達が増えてオンナ度もあがりました。 友達が怪談師デビューするのを観察し隊 その2

友人が怪談師としてデビューすることになりました。

初舞台が決まって、デビューするために怖い話を集め始めるまでの顛末をこちらのnoteで紹介しています。

今回はいざ怖い話を取材しにいったときのお話です。

「友人が怪談師デビューする」というめったにないおもしろい機会に対して、私も、ただ応援するだけでなく少し関わりたい、特に怖い話をきく取材に同席してみたい!という好奇心から、友人を2人紹介することになりました。

体裁としては語れる怪談を集めるための取材ですが、紹介する友人たちも、ぽんすけ氏も私が小一時間素敵さを自慢できるくらいに、魅力的な方々です。きっかけはなんであれ、この出会いから何か素敵な化学反応が起きないかな!?という期待もありました。

【1人目:Sさん】

Sさんは私の前職の同僚だった人です。"Energetic"という言葉をきくと彼女を思い出すくらいには、いつも仕事にも人間関係にも熱意をもって向き合う人のイメージ。一緒に働いていた当時、人事関連のお仕事をしていて、彼女がいたからこそ、前に進んだビッグプロジェクトがいくつもありました。
プライベートではTED talkで自分の人生観を熱く語って、学生の心を動かしたりもしていました。

彼女から怖い話をきいた具体的な記憶は何もなかったけれど、取材する人を探そうとなったときに、まず彼女のことが頭に浮かびました。

彼女のむき出しのエネルギーに対して、人とのご縁だけでなく、少し不思議なものも引き寄せてしまうような、ある種の危うさを感じていたのかもしれません。

また、純粋にそんな彼女とぽんすけ氏につながりができることは社会的意義があるようにも感じました。

地方在住のため取材はオンライン。

画面越しに久しぶりにみたSさんの表情は、相変わらずみなぎっているような印象を受けます。

ヒアリングしたお話は詳しくは、いつかぽんすけ氏が話すときにネタバレになってしまうので、ここでは詳細を控えます。
が、「写真と会話できる」話や「ペットに起きた金縛り?」の話や「お盆にぴったりの不思議な出来事」の話など多岐にわたりました。

怖い話をきく時間がこんなに楽しくていいのだろうか…と心配になるくらい、終始、初めて会ったとは思えないような盛り上がりっぷり。

彼女が住む地域には、ぽんすけ氏にとってもゆかりがあったこと、仕事においても共通項が見出せたことから、「今度、こちらに来たときはぜひお会いしましょう」ということで、新しい関係が築けた感のある時間になりました。

【2人目:Mさん】

私とMさんも最初の出会いは友達の紹介でした。何度かごはん会でご一緒するうちに仲良くなり、このたびさらに私の友達ぽんすけ氏を紹介する運びになったわけです。
かつて劇場で照明の仕事をしていて、今はIT関連のお仕事でキャリアを積んでいます。女性ですが「イケメン」という言葉が外見にも内面にもぴったりで、その凛とした佇まいには、何の、かはわからないけれど高い「プロ意識」を感じます。

仕事終わりに実際に会って、一緒にごはんを食べながら、彼女には劇場で働いていた頃の怖い体験をいくつかききました。
背筋がぞっとするような、やっぱりそういうことってあるのかもなぁと思うような、臨場感のあるいいお話でした。

会って話すと会話はいい感じに横道にそれます。

「そういえば、当日はどんな服装で出るんですか?」

というところから、人前に立つからには、外見も魅力的になるに越したことはないという話に発展し、舞台鑑賞も趣味で美意識も高いMさんから、さまざまなアドバイスをもらいます。

そういえばメイクも、これまであまり注力してこなかったけど、スキルを磨きたいということからデパコスチャレンジをしようとか、声も通る声で話したいということから発声練習しなきゃとか。
怪談師デビューに向けて、できればやっておきたいということがいくつも話題にあがって盛り上がりました。

「ひょっとして、怪談師デビューすると『いい女』になれるのでは?」

「たしかに!!!!」

「進〇ゼミみたいに、怪談師になったら、いい女になって、友達もできて、恋愛もうまくいきました、みたいなことありそうですね」

え、待って、怪談師になるって実はすごいソリューションなのかもしれない、という気付きを得た素敵な夜となりました。

怪談師になるって思った以上にすごいことかもしれない。

取材に立ち会ってみて思ったのは、自分の身に起こったあまり人に話していないことを打ち明けるということそれ自体が良い自己開示になり、距離が近づくなぁということ、つまり友達づくりに怖い話をきくのはとっても効果を発揮するということ。

そして、怪談師という特殊な立場ではあるものの、舞台で人前に立つということは、自身がどうみられるのかを見直す良い機会になるということです。

とはいえ、やはり怪談を話すのが本筋。ここからしっかりと「怖さ」を引き出せるように、怪談へと実際に仕上げていくのは、ぽんすけ氏の孤独な作業となりそうです。

どんなふうに当日を迎えていくのか!?

次回はデビュー当日を迎えるまでに準備したこと、あったことを、ぽんすけ氏から実際に聞きながら、まとめたいと思います。

どうぞお楽しみに。

なお、ぽんすけ氏とは、一緒に「ぽんのうず」というユニットを組みホラーゲームをつくったりなどしています。

ゲームをつくるプロジェクトもゆっくりと進めていますのでこちらはまた別の機会にアップデートをご紹介できたらと思います。

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