見出し画像

有料記事を買う前に

 現在noteでは、タイムセール機能をプロモーションする企画を実施しています。

 また、運営さんからの「ボーナスポイント」が200P付与されたというつぶやきも見かけました。

 僕もこの波に乗るしかない!

 ということで、何か売れそうな内容のものを用意しようかとも思ったのですが、それよりもちょっとした注意喚起をしようと思い直しました。

 というのも……。

 ご覧ください。

 違う画像を使ってはいますが、大量のアカウントで全く同じタイトルの記事を売っています。

 無料部分の内容も完全一致。

「なぜあの人は私の言うことを聞いてくれないのか?」の検索一覧

 noteは複垢OKとはいえ、さすがにどうなの? と思ってしまいます。

 というわけで、今回は有料記事を選ぶうえでの注意点を3つ述べたいと思います。

1.高額すぎない?

 なかには1万円を超えているものも! 本当にそれだけの価値があるのなら別にいいですけど、普通に考えてそんなこと有り得ないですよね。

 本屋さんの本と比べてみてください。
 たしかに専門書なら1万円を超えることはあります。でも、一般書で1万円って見たことありますか?

 一般論ですが、出版社は「この内容なら元を取れるかもしれない、儲けられるかもしれない」と思って本を出します。だから、そこには一定のフィルターがあるんですよね。

 でもnoteや自費出版にはそれがない。
 だから、どんなにめちゃくちゃな物でも値段をつけて「販売」することができてしまう。

 noteはそういう場所――売り出す前のフィルターがない空間なんだ、ということを肝に銘じておきましょう!

2.FF比が異常

 noteのアカウントでは「フォロー」「フォロワー」の両方を確認できるようになっています。

 ところで、フォローしている人数に比べて、フォロワーの数が圧倒的に多いアカウントってありますよね。

 こんなアカウントが有料記事を販売していたら要注意!

 もちろん、有名人ならフォロワーが多いのも納得です。問題は、Googleで検索しても出てこないような人の場合です。

 有名ではないけれど、有用な情報を発信しているからフォロワーがたくさんいるという、まっとうなアカウントもたくさんあります。

 でも、中にはフォロワーを「水増し」しているアカウントがあるので注意!

 ここで言っているのは、初心者ユーザーの記事に「スキ」を送ったり、「マガジンに追加」したりして、地道にフォロワーを稼いでいるアカウントのことではありません。
 それは、そういう戦略もありかな、と僕は思っています。

 そうではなくて、スパムアカウントを大量に作っている人のこと!

 スパムアカウントの見分け方ですが……。

・記事が一切ない
・アイコンが著作権違反(女性モデルさんの顔写真などが多いです)
・アカウント名が適当

 これらのスパムアカウントを辿っていくと、みんな同じアカウントをフォローしていたりする。

とあるアカウントのフォロワー。一つずつ見ていくと……
全部こんな感じで、記事が一つもない

 もちろん、読むのが専門の人が暇つぶしに作ったアカウントという可能性も、ゼロではありません。

 だから断言できないところが歯がゆい。

 でもおそらくスパムだと思うので、「報告する」機能を使ってコメント付きで運営さんに報告しているのですが、いまのところ効力を実感できていません。

 なので、当面はユーザーが自分で自分を守るしかない。

 なんとなく「このアカウントおかしいかも?」と思ったら、フォロワー欄を見るなどして、騙されないように気をつけましょう!

3.外部誘導型

 noteではメンバーシップという機能を使って、ファンと交流することができるようになっています。

 ここで言う交流の中には、趣味やビジネスのセミナーを開くことが含まれます。

 こうしたことができるメンバーシップを開設するには、note運営による審査をクリアする必要があります。

 だから、完璧ではないにしても一定の安全が保障されている。

 いっぽうで、メンバーシップ機能を使わずに外部誘導する記事には注意してください!

 中には、有料記事内で「これを買ったあなただけにオファーする案件」「特別なサロンのご案内」などと謳い、外部サイトでさらに儲けようとする例も見られます。

 儲け話が向こうから歩いてきたら、全力で警戒しましょう!


 いかがだったでしょうか。

 番外編として「簡単に稼げる」系の記事についても触れておきます。

 あくまで所感ですが、noteにおける「簡単に稼げる」系の記事は、「個人情報の切り売り」による収入を解説している内容が多い印象です。

「○○に登録してポイントバックをもらおう」

 みたいな感じ。

 こういう登録をすると、登録者の属性(性別、年齢など)と、消費行動(今日クリックした広告ページに関する情報、ネット上で何を買ったか、今週いくら使ったか、など)が紐づけられた「情報」が作られます(法律があるので匿名化はされている、と信じたい)。

 ポイント配布をしている企業は、こんな感じの「情報」をデータ会社に売って、配布ポイントの元を取っているのだと推測できます。

 だから「無料」を見かけたら、その代わりに私たちは何を差し出しているのか? について、常に意識するようにしています。


 最後までお読みくださってありがとうございました!

 いちおう、僕も現金なので笑、この先に有料部分をつけておきますが、本当にたいしたことは言っていないので、投げ銭感覚で応援してくれる人以外は購入しないように!

一般人が書ける有料記事について考えてみた

ここから先は

915字

¥ 200

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?