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発達障害があり、障害者雇用で働いているサラリーマン。 司法試験失敗→中小企業→東証一部…

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発達障害があり、障害者雇用で働いているサラリーマン。 司法試験失敗→中小企業→東証一部上場企業(障害者雇用)→外資系企業(障害者雇用)での勤務を経て 2021年に現在の日系企業に転職し、障害者雇用ですが正規雇用になりました。

最近の記事

その9:問題を分解する

我々が直面する問題は複雑であることが多い。そのため問題に直面すると、解決策が分からず、呆然と立ち尽くしてしまうことがある。 私は司法試験を撤退した時は30歳で職歴がない状態から、就職先を探した。 結局その企業はブラック企業で、しかも在籍中に自分に発達障害があることが判明し、30歳で就職した企業も1年半で退職せざるを得なかった。 しかしここから経済的に独立しなければならないし、やりたいこともたくさんあった。 「最低限、生きていけるだけの収入があればいい」という考えにはな

    • その8:新しいことにチャレンジする

      人間は新しいことをしようとすると、脳がブロックをしようとする。 これは生存本能が働くからだといわれる。未知のことは生存確率が減るからである。 つまり人間はルーティンが好きな生き物と言える。 しかし現状を変えていきたいなら、今日は昨日と同じではいけない。 そこで殻を破るように、新しいことにチャレンジをする努力が必要である。 私はまず合気道を始めた。長かった司法試験浪人を終え、どうにか就職できて2か月後に、近所の合気道道場に見学に行った。その後入門した。 合気道は以前から

      • その7:鶏口牛後(けいこうぎゅうご)の精神をもって進んでいく

        鶏口牛後(けいこうぎゅうご)とは 「強い勢力のあるものに属するよりも、たとえ小さい集団のリーダーになったほうがよい」 という意味の四字熟語である。 牛のような強い勢力の後ろにいるよりも、鶏のような小さい集団の先頭(口)にいた方がよいという意味である。 これは私が転職をする際に常に意識していたことである。 初めて障害者手帳を使って就職した企業は、東証一部上場企業で、誰もが知る企業だったが、これはすでに就職活動を離職してから半年以上続けていたため、オファーが出たところに

        • その6:転職をする

          私は司法試験合格をあきらめ、30歳で中小企業に就職した後、3回転職をしている。 転職を繰り返した理由は、生活が苦しかった、給与が上がる見込みがなかったという已むにやまれぬ理由であったが、結果的に正規雇用になることができ、またキャリアアップとなる異動辞令も受けた。 正規雇用になれたのは司法試験を撤退してから7年後、キャリアアップとなる異動辞令を受けたのは9年後だった。 そしてこのような人生の好転のきっかけは転職だった。 最近は若い人が転職活動に抵抗がなくなってきており、

        その9:問題を分解する

          その5:まねることは学ぶことと心得る

          障害者雇用で東証一部上場企業に就職することができた。ただし契約社員で賞与はもらえないし、生活は楽にはならなかった。通勤に片道1時間以上かかったが、引っ越すこともできない。 また私が採用された理由は、法定雇用率達成のための数合わせのためだった。ろくなキャリアがなく、学歴の高さだけが買われたわけだからやむを得ないのかもしれないが。 上司に相談しても、上司は正規雇用=家族だが、非正規の私はせいぜい準家族にすぎず、親身になってはもらえなかった。 私も上司を「両親」の様に思ったこ

          その5:まねることは学ぶことと心得る

          その4:身体を鍛え、筋肉をつける

          男とは面白いもので、筋肉をつけると自信が付くようである。 これは野生の頃のスピリットが残っているからだろうか。 私は30歳までガリガリだった。身長174cmで60kgあるかないかだった。 初めてまともに運動をしたのは、31歳の直前に合気道を習い始めた時。師範から「君はやせすぎている」とよく言われた。 中学校と高校時代は不登校の時期があって、ちゃんと進級し、受験のために内申点を極力悪くしないようにすることで精一杯の学生生活だった。 そのため部活なんてやっていなかったし、

          その4:身体を鍛え、筋肉をつける

          その3:サンクコストの意識を持つ

          今でも司法試験に合格すべきなのではないかと悩むことがある。 もう正直、弁護士になるつもりはない。 なぜなら私が学生時代に弁護士を目指した理由は、どこの企業からも新卒採用されないという恐怖があったから。 その後、障害者雇用ではあるが、東証一部上場企業と外資系企業に採用され、実際に勤務をして職務経歴書にかけるぐらいの実績を出した。 そして今は正規雇用である。 私は司法試験に合格をして、箔をつけなくても組織で働くことができる以上、もう司法試験合格のための勉強をする必要もなく

          その3:サンクコストの意識を持つ

          その2:自分でコントロールできることに注力する

          SNSで友人がSNS映えをする投稿をアップロードしているのに気付いたり、銀行通帳の残高を見て焦ったりすることがあった。 障害者雇用という法律で守られる雇用形態で働いていても、給与は高くないし、非正規雇用だから、将来の青写真を描くのが難しい。 心がかき乱された時に私はどうしたか。 私は自分でコントロールできないことを考えないようにしていた。また趣味に没頭をして、コントロールできないことに注意が行かないようにしていた。 考えないというのは、単に「見て見ぬふりをする」という

          その2:自分でコントロールできることに注力する

          その1:使えるものは何でも使え

          私がここまで成り上がることができた大きな理由は、「使えるものは何でも使え」と思っていたからである。 私は司法試験撤退後、最初に就職した企業がブラック企業で、また在職中に発達障害があることが発覚したため、退職勧奨を受け入れる形で退職をした。 その後、障害者手帳を取得し障害者雇用での就職を選択肢に入れた。 この時、私の両親は「障害者雇用」を選択肢に入れなくてもいいのではないかと言った。 しかし司法試験合格を30歳であきらめて就職した企業を2年弱でやめた人間を採用するまとも

          その1:使えるものは何でも使え

          はじめに~発達障害をオープンにしてこれまでの気付きをシェアしたい~

          「発達障害をオープンにして、今までの人生で得た気付きをシェアしたい」 ずっとそう思っていた。 私は現在、某企業で正規雇用で働いているが、いわゆる障害者雇用である。ただし基本的に自分で自分の障害のことを同僚に話すことはない。 私が障害者雇用であることを知っているのは、人事と私の直属の上司だけなのではないか? 人事から上司に、「私は内心、障害のことを言われたくない」ということが共有されたからたからだろうか、上司も私に1度も障害のことを聞いてきたことはない。 発達障害が発覚

          はじめに~発達障害をオープンにしてこれまでの気付きをシェアしたい~