#15_ゲーム開発におけるGoogle Cloud活用事例で登壇しました
こんにちは、WFSでサーバエンジニアをしている谷西です。
普段は、サーバエンジニアとしてゲームの開発・運営に携わっており、最近はチームマネージャーとしてメンバーの目標設定や、採用活動にも携わっています。
先日、12月6日に「【Google Cloud × GAME】ゲーム開発におけるGoogle Cloud活用事例」というイベントで登壇しました。
このイベントは、弊社だけではなく、Google Cloud様、株式会社コロプラ様、株式会社DeNA様と合同で開催させていただいたイベントになります。
私自身、社外のイベントで登壇した経験は初めてだったので、実際に登壇してみてよかったことや、大変だったことを振り返ってみたいと思います。
イベントで登壇することになった経緯
株式会社コロプラ様から「一緒にイベントしませんか?」というお声がけをいただき、このイベントに参加させていただくことになりました。
「何をテーマに登壇しようか?」「誰が登壇しようか?」というのを社内で検討していた際、「誰か登壇に出てみたい人いますか?」という募集があり「興味ありますー」と気軽な感じで立候補してみたところ、登壇させてもらうことになりました。
実は社外のイベントでの登壇経験はなかったのですが、機会があり声をあげればチャレンジさせてもらえるのはありがたいですね。
登壇準備で行ったこと
まずは「何をテーマに登壇しようか?」ということを決めることに。
今回のイベントでは、Google Cloud Platformに関することを発表するということは決まっていましたが、比較的自由でした。
事前に各社のテーマが被らないように大枠だけは決め、弊社はCloud Spannerに関する内容で進めることになりました。
直近リリースしたいくつかのゲームタイトルでCloud Spannerを利用してきました。
これまで課題になったことや工夫したことを考えたときに「Cloud Spannerのウォームアップ周りを頑張ったよね。こうやってウォームアップすれば良いっていうのはインターネット上で情報はあるけど、具体的になにをすればいいの?どうなっていればウォームアップが成功したと言えるか?がわからないよね。」という話になり、弊社でのCloud Spannerウォームアップについての発表が、参加者の皆様の参考になれば良いなと思い、テーマを「Cloud Spannerのウォームアップ」に決めました。
テーマが決まったので、資料作成を行いました。
資料の大枠に1週間、細かい詰めに1週間、他のサーバエンジニアメンバーからレビューをもらって微調整して発表練習に1週間、合計3週間くらい使いました。
3週間というとかなり時間かかったなと思いますが、普段の業務もして、途中お休みしていたりもしていたので、使った時間でいうと1週間くらいかもしれません。
登壇当日
イベントは夜だったので、日中は業務をしながら会議がない時間に何回か発表練習をして本番に備えました。
発表のタイトルは「WFS流 Cloud Spannerのウォームアップ手法」。
Cloud Spannerには負荷分散のためのシャーディングを自動で行う機能が備わっています。
とても強力な機能でありますが、スプリット(データの保存領域)の分割時にレイテンシが悪化することがあり、安定した性能を出すためにはリリース前にウォームアップを実施する必要があります。
発表では、WFSでウォームアップのために開発した「Spanner温めるくん」の紹介と、実際にウォームアップした結果の紹介をさせていただきました。
本番は大きな失敗はなく終えることができたので良かったです。
登壇してよかったこと
発表する経験ができた
一番よかったことはやはり登壇する経験ができたことです。
「見やすい資料とはどういうものか?」
「どういう発表をすれば上手く伝えられるのか?」
「決められた時間で発表するにはどれくらいのボリュームと速度で発表すればいいか?」
など、考えることがたくさんあると感じました。
実際に1人で練習発表を何回もしましたが、最初は言葉が詰まることも多く、時間も早く終わってしまったりしていましたが、何回か練習するうちに徐々に良くなったと思います。
本番ではもっと上手くできたのではないかと感じているので、これからも経験を積んでいけると良いなと思っています。
知識の棚卸しができた
Cloud Spannerのシャーディング、ウォームアップのことはもちろん理解していましたが、登壇資料の作成のために改めて調べたり、過去に行ったウォームアップのことを振り返ったりすることで、知識の棚卸しができました。
また、社内で実際にウォームアップ作業をしていないメンバーにウォームアップを説明するときに、より説得力をもった説明ができるようになった気がします。
イベントの裏側が知ることができた
今回のイベントは、株式会社コロプラ様が主導して進めていただきました。
段取りを決めて、各社と調整して、会社の紹介や発表資料について外部に発信しても問題ないものかをエンジニア的な観点、広報的な観点でチェックするなど、様々な手順を経てようやく開催されています。
登壇して大変だったこと
普段の業務をしながらの準備
普段の業務は普通にあるため、並行しての登壇準備が少し大変でした。
ただ幸いなことに、チームメンバーがゲーム運用の業務をやってくれたため、多くの時間を登壇準備に費やすことができました。
まとめ
弊社は、ゲーム開発者向けの技術交流イベントCEDEC、Unity主催の大規模カンファレンスSYNCなど、社外の様々なイベントでの登壇に対して積極的に参加しています。
社外向けのイベントでの登壇はエンジニアとしてのキャリアアップにも繋がりますし、やってみたいという人も多いと思います。
でも「イベントに登壇したいけど自信がない」「業務が忙しくて準備をする余裕がない」という理由で諦めてしまっていたり、登壇できる人はある程度の経験年数が必要という社内ルールがあり諦めてしまっている人はいるかも知れません。
WFSでは経験年数に関係なく「やりたい!」と手を挙げればチャンスがもらえますし、 CEDECのような大きいものだと資料作成や発表練習の手厚いサポートも運用されています。
私自身、今回こうやって登壇できたことで少しですが経験を積めたので、今後も機会があればチャレンジしていきたいなと思っています。
WFSでゲーム開発がしたい!
エンジニアとして技術を高めたい!
それだけではなく、イベントでの登壇を通じてキャリアアップしたいという方、是非WFSで一緒に働きましょう!