仕事で大切にしたい『因縁』の話
こんにちは。
フィットネススタジオくまさん代表&フィットネスインストラクターの櫻井謙生です。
先日、Climbers2023というイベントに参加しました。
タレントやスポーツ選手など、様々なジャンルの方が『乗り越える』をテーマに講義をするイベントです。毎回、講義を聞くことで新たな発見があり、第1回から欠かさず参加しています。
今回も印象に残った講義がいくつかあったので、振り返っていこうかなと思います。
松重豊さん(俳優)×枡野俊明さん(禅僧・庭園デザイナー)の講義
この二人の講義は個人的にめちゃくちゃ好きでした。
「『禅』からどう人生や仕事に向き合えばいいのか?を考える」そんな内容でした。
その中でも仕事に活かせそうだなと感じたのが、
①因縁の話
②準備と本番の話
この2つです。
①因縁の話
因縁と聞くと「因縁の戦い」とか「因縁の二人」などどちらかというとネガティブなイメージの言葉のように聞こえますが、本来はポジティブな言葉だということ。
因=原因
縁=チャンス
それぞれの言葉にはこういった意味があるそうです。
『禅』には、この因縁を表す「2本の梅の花の話」があり、
A 春風が吹いたら咲こうと準備をしている梅
B 春風が吹いたら咲く準備を始めようとする梅
この2本の梅に春風が吹き、Aの梅は綺麗に咲けたが、Bの梅に2度目の春風が吹くことはなく綺麗に咲けなかった、というお話です。
Aの梅は、
因=準備をしていた(原因)
縁=春風が吹いた(チャンス)
準備をしていた原因があったからこそ、チャンスをものにして綺麗に咲くことができたということです。
つまり「チャンスだ!!!」と思ってから行動しても遅いわけで、いつやって来るのかわからないチャンスに向けて準備や努力をすることが大切だということがわかりますね。
②準備と本番のお話はまた次回。読んでいただきありがとうございます。