自転車カスタム(折り畳み14インチ)Vol.11~まとめ~
FIAT AL-FDB140 という折りたたみ自転車の運用記録&カスタム記録、Vol.11です。再三述べますが『自転車改造は自己責任』です。『公道や歩道を走行できる安全な整備』ができない場合、自分でやるべきではありません。このVol.11では色々とカスタムしたFIAT AL-FDB140(DAHON DOVE , BYA412series)を4年間で12000km程走行、北は北海道・南は沖縄、ツーリングにキャンプに峠を走り、船に列車に飛行機にと輪行で連れ回した結果どうなったか、何を感じたか総括します。同じベース車で、カスタムの参考になれば幸いです。繰り返しますが自己責任なのであくまで参考に。
14インチミニベロのカスタム一覧・費用概算
※1:2016年~2017年にかけての価格
※2:走行に必要最低限のコンポーネント類 ウェア/バック/小物を除く
※3:作業に必要とした工具や工賃を含めない
FIAT AL-FDB140 Mobilly ライト8 レッド 折りたたみ自転車14型 3,3000円
SHIMANO Capreo(カプレオ) FC-F800 クランクセット 45T 170mm (チェーンガード付) 7,000円
SHIMANO BB-UN55 107mm ボトムブラケット 68BSA 2,000円
SHIMANO Capreo(カプレオ) BR-F800 Vブレーキ/フロント・リア 5,800円
SHIMANO DEORE(ディオーレ)ブレーキレバー BL-T610(左右セット) 2,700円
Mialo external three speed 9/13/17T folding bike wheelset 14 inch alloy wheel BMX wheel for bya412(ホイールとスプロケットセット) 18,000円
BYA412 External 3 speed Front Lever Rear Derailleur Folding Bike BMX Parts(シフトレバーとディレイラーのセット) 4,800円
DURO製タイヤ DB-7023 14 × 1.50 2本セット 3,800円
Panaracer パナレーサー チューブ 14 x 1.5~1.75 仏式 2本セット 1,800円
SHIMANO ULTEGRA チェーン CN-6701 10段 114L 2,400円
MicrOHERO 軽量 シートポスト330g Φ33.9/600mm 4,000円
VELO ベロ レーサーサドル 穴あきサドル 3,300円
wellgo ウェルゴ QRD-M111 フラットペダル 4,000円
合計:92,600円
自転車にプラス約6万円課金して、マトモに走れるようになりました。ライト等保安器具や、シューズやSPDペダル(wellgoのQRDなので状況に応じ差し替え可能)、ロングライド時に使うバック類等がプラスされるので、この記事を書き上げる頃にはさらにお金と工具、手間がかかっています。2024年の現時点で3段変速14インチ折り畳み自転車はDAHON K3が発売されてますが、8万円~10万円で入手できるので、結局、マトモに走れる自転車にするからには、相応の金額が必要という事かと思います。
フレームの品質のばらつき
自転車のフレームが溶接等の作業時に歪んでしまう場合は、ホイールが正しい角度で装着できないことになります。カスタムショップ等では、アライメントツールを利用して修正する事になります。これは個人で購入するには高価ですし、利用機会も少ない工具です。私のOEMフレームの場合は、これを使用する機会はありませんでしたが、海外通販で個人輸入した金属製フレームの自転車は、品質のばらつきを担保できているわけではない場合があります。(このために、日本ならDAHONはアキボウなどの代理店が販売にあたり関与する事になります)
https://www.hozan.co.jp/corp/g/g17206/
14インチミニベロの後継機
FIAT AL-FDB140は、北は北海道、南は沖縄と15,000km走ったのでフレーム劣化が心配なのと、雨天時の制動力に不安を覚えていたので『ディスクブレーキが欲しい』となり、2020年の秋では中国本土・香港でしか発売されてなかったDAHON K3 PLUS(16インチ 305)の存在を知ります。2021年の年初に納車となりました。
フレームエンドの歪みなど品質に問題があったのか、日本のDAHON販売代理店が発売しないのでショップに取り寄せ→調整をお任せしました。2024年現在ではその後継機DAHON K9Xが発売されてます。K3Plusよりもダボ穴が使いやすくなったり、前ディスブレーキが進行方向に対して右側に装着されているので、折り畳み時のコンパクトさが増したりと便利になってます。K3Plusの事は別記事に纏めようと思ってます。
2020年は後継の折り畳み自転車を探してたので、ホイールサイズを「14インチ」折り畳み自転車に拘るならOX bikes PECO pocciという選択肢もあり、ディスクブレーキの外装9段を試乗しました。ただ、折り畳んだ時のサイズが思ったほどコンパクトにならなかったので、候補から外しました。
14インチミニベロ:その後
畳んで置いてて必要に応じ乗れる予備機扱いになりました。旅先や普段遣いでは16インチミニベロを使用するようになったので、前線から外れた14インチミニベロは常時輪行袋に入れて、さっと持ち運べるように置いています。フレームや折り畳み部分のヒンジを診てもらったのですが異常はないので「輪行して短距離ポタリングする用」になりました。16インチも小型に畳めるとはいえ、14インチの方がやはり小さく機動力が高いです。リムブレーキなのでエンド幅も狭いですし、短距離で好天であれば制動力も問題ありません。
筆者は、2016年5月にこの14インチミニベロを入手し、半年のうちに長距離ツーリングにも耐えうるようカスタムし「ただでコンポ譲るからロードバイクに乗りなよ」と促され中古105コンポを譲ってもらい、中古フレームに組み付けて、その年末に2泊3日東京→名古屋ツーリングをしています。2022年には451のミニベロロードを入手し、2023年には秋のつくば8耐に出場チャレンジしました。自転車を楽しむライフスタイルは今も続いています。
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