趣味も仕事も料理の僕がオススメする、食関連の本たち
今回は料理人のぼくがオススメする、料理に関する本を紹介します。料理が好きな方、料理にまつわる物語が好きな方。ぜひ参考にして下さい(^^)
エッセイ
■料理に「究極」なし 辻静雄
単純に美味しいだけでは料理は完成しない。いかに気持ちよく楽しく食べてもらうかが大事だということを教えてくれる良書。
また、食べる側(客側)としての振舞いやお店との付き合い方も書いてあります。
■バーのマスターはおかわりをすすめない 林伸次
バーボッサ林さんの本。ここに書かれている「SNSは毎日、できれば同じ時間に投稿」「批判はしない、褒める」はNiruのSNSで大事なポイントとして活かしています。
■なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか 林伸次
またまた林さんの本。この本のすごいところは、各店のお金に関することがしっかり書かれていること。気になるけど聞けない、他店の経営事情が細かく書かれています。画期的な一冊。
■みんなの機内食 機内食ドットコム
世界中の機内食の写真が収められた一冊。発想がおもしろい。ありそうでなかった1冊。
■ファストフードが世界を食い尽くす エリック・シュローサー
20年近く前に発売された本なので現状はどうなってるかはわかりませんが、「安いものには訳がある」というのを考えさせられます。
■10皿でわかるイタリア料理 宮嶋勲
レシピ本というよりは、イタリア各州の文化やイタリア人の生き方、料理に関する考えが書かれたエッセイ。
この本で出てきた「フィオレンティーナ」という肉料理食べてみたいなぁ。
■料理人と仕事 木沢武男
プレーヤーとしてはもちろん、マネージャーとして組織で働くときに参考になる本。コース料理の組み立て方も丁寧に書かれています。
■ファッションフード、あります 畑中三応子
食べ物の流行り廃りの背景を解説した本。この本が出たころはインスタもなく、状況は違いますが今読んでも読み応えがあります。
■誰もいない場所を探している 庄野 雄治
「アアルトコーヒー」の庄野さんの本。特に店名の章はこれからお店を始める人必読です。
■もし僕らのことばがウィスキーであったなら 村上春樹
ウィスキー&旅エッセイ。村上春樹が大好きなのですが、特にこのエッセイは素敵です。アイラ島行かなきゃ。ちなみにNiruのウィスキーはアイラ一択です。
■捨てないパン屋 田村陽至
随所に良い言葉がでてくる本です。「赤字ということはお客様に必要とされていないから、無理してでも旅にでる」「古いものは古くならない」など勉強になる言葉がたくさんでてきます。会計ソフトなど実用的な話も。
小説
■みをつくし料理帖シリーズ 高田 郁
全10巻シリーズ。全巻通して優しい空気感と丁寧な料理描写がほっとするシリーズ。出てくる料理はレシピもあり、どれも作ってみたくなるものばかりです。
■村上龍料理小説集 村上龍
村上龍らしいエロさと生臭さがありつつも、短編集ということもあり一気に読めます。
■タルト・タタンの夢 近藤史恵
街のビストロが舞台。数々おこる事件を料理と絡め解決していくミステリー小説。近所にこんなお店がほしくなります。
以上、14冊の紹介でした!
次回は料理がテーマの映画を紹介します!