近田春夫の考えるヒットe-1 J-POPもガラパゴス『DA PUMP』
1990年代後半にデビューしたライジングプロダクション所属の男性アイドルグループDA PUMPは、ジャニーズ事務所所属の男性アイドルグループSMAPの対抗馬だった。両グループはライバル構図でありながら実際、人気にはかなりの差があり、SMAPがA級アイドルであれば、DA PUMPはB級アイドルのポジションで活躍していた。
本来のアイドルグループとは異なり、「ボーカル・ダンス・ラップ・コーラスなどの分かれた構成」・「ストリートダンスを取り入れたパフォーマンス」・「R&Bやダンスミュージックを取り入れ、キャッチーなメロディーにラップを織り交ぜて歌うスタイル」で他の男性グループと差別化を図り、バラエティやドラマ、CM、ラジオなどでも活動した。
●SMAP = 1991年デビュー、1994年に14枚目のシングル「がんばりましょう」でブレイク。その後、1996年~1998年の3年間が全盛期である。
※或いは~2000年までの5年間
●DA PUMP = 1997年デビュー、2枚目のシングル「Love Is The Final Liberty」でブレイク。その後、1998年~2000年までが全盛期となる。
ミュージシャン、タレント、音楽評論家である近田 春夫さんはDA PUMPについてこう語る。