【ボードゲーム】モレールを遊ぼう
※※※!!諸注意!!※※※
今回取り扱うボードゲームは題材が題材なだけに、
非常に汚い内容となっております。
食事中の方、汚い話題が苦手な方は
今回の記事を読まない事をお勧めします。
人間生きてさえいれば誰しもが直面するであろう戦い。
出先での急激な腹痛、流浪、焦り、そして決断。
今回紹介するボードゲーム「モレール」はそういった急な腹痛からのせめぎ合いをテーマにしたトイレ我慢ゲームだ。
見ればわかると思うが、ご覧の通りウンコ全開のデザインである。
(デフォルメされているので言うほど汚くは…いや、やっぱり汚…)
トイレ我慢ゲームとある通り、プレイヤーは襲い来る便意をこらえ、並み居る対戦相手に便意を押し付けながら約束のサンクチュアリもといトイレを目指すといった内容である。
このゲームがSNS等で目に止まった時に、「これを買え!!」と魂の奥底から声が聞こえてきたのを覚えている。
恐らく、忘れられた小学生のセンスが残滓となって自分の中に残っていたのだろう。
ともかく、やや流通されてないゲームだったため、アマゾンの通販でわざわざこれを購入、人類の尊厳を賭けたデスゲームを手にするに至ったわけだ。
では、早速ゲームの内容を紹介していこう。
人の尊厳を守れ!カウントアップデスゲームの開幕!
まず初めにプレイヤー毎に「ステータスカード」を配り、それぞれが自分の前に7、5、3、1を表になるよう重ねる。
これはプレイヤーの状態を示しており、ダメージを受けたら7を裏返して6を表に、更にダメージを受けたらカードを捨てて5に、と遷移していく。
ダメージを受け続けて0になったプレイヤーはその場で決壊となり、人生の敗北者となってしまうのである。
次に実際のゲームの進行に使う「モレールカード」を全てのプレイヤーに4枚づつ配る。
プレイヤーは手番が回ってきたら手札から1枚モレールカードを出し、全プレイヤー共通の「モレール値」を追加していく。
非情!不意と裏切りのバーストチェック!
さて、プレイヤーがモレールカードを出し合い累積していくモレール値は、一定の数まで累積すると「バーストチェック」なるものが発生する。
チェック表には「◯◯以上は◯ダメージ」とあるように、モレールカードを出してそのチェック表に書いてある数字を越えてしまうとダメージを受けてしまうわけだ。
例えば累積したモレール値が「29」として、自分の番で手持ちのカードが「+10」「+1」「+3」「+5」しかない場合、「+1」を出さなければバースト値31を越えて1ダメージを受けてしまうのである。
こうしてモレールカードを出し合ってカウントアップを繰り返し、自分以外のプレイヤーにバーストを踏ませてダメージを与えるのがこのゲームの駆け引きである。
モレールカードはカウントアップさせるだけでなく、リバースやスキップといった特殊な効果を持つものもあったり、付属のダイスを使ってステータスの回復を図るものや、カウントをバーストの直前までスキップさせる凶悪なものまであるので、これらを上手く使ってバーストを切り抜け、或いは他のプレイヤーにバーストを押し付けるのだ。
最後の聖戦!「トイレについたチェック」判定!
こうしてバーストを押し付け合い、漏らしてしまったステータスが0になったプレイヤーが出た時点でゲーム自体は終了となる。
しかし、勝負はこれで終わりではなく、残ったプレイヤーは「トイレに着いたチェック」を行わなければならないのである。
見事チェックを乗り越えたプレイヤーは全てが勝者となり、人としての尊厳を守る事に成功する。
敗者はただ、生物の生理に勝てずその場で下着を汚すのみである。
実際にプレイした感想
以上が「モレール」のざっくりとした説明である。
実際に遊んでみると、プレイ自体はスピーディに進み、手持ちのカードでいかにバーストを踏まないようにカードを出していくかの攻防が熱く、戦略ゲーというよりはその場のうんこじゃなくて運とアドリブ力が試されるゲームだと思った次第だ。
小学生の姪っ子なんかがいたらたぶんウケを狙えるだろうし、いい歳こいた大人が童心に帰って尻に力をこめるのも悪くはないだろう。
ただし、遊ぶ場所は弁えた方がいいな…などと思うのであった。
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