【ボードゲーム】MAUW(みゃう)を遊ぼう
なんだか物々しいインストのこのゲーム。
しかし、イラストに描かれている猫たちはどこか呑気で親しみやすい。
MAUW(みゃう)は「猫には9つの命がある」言い伝えをモチーフにした対戦型カードゲームだ。
友達に触発されて初めて購入したボドゲであり、ヨドバシのホビーコーナーで色々と吟味して、結局はフィーリングでこれを手に取ったのを覚えている。
今回はこのMAUWを紹介してみよう。
マオリの戦士という名の猫たち
このゲームは山札からカードを引き、集めた猫カードを場に出して得点を作っていく。
そして最後の集計で一番高得点を集めたプレイヤーが勝利となる。
プレイヤーは集めた猫を使って対戦相手と攻防を繰り広げつつ、なるべく多くの得点を集めなければならない。
猫のカードに数字が書いてあることにお気づきだろうか?
それぞれが1~8の数字になっており、同じ色同士の数字を足すと必ず「9」になるのである。
そして悪霊と猫神(ジョーカー)の紹介もしよう。
悪霊の数値は0となっており、ゲーム中に負の効果を与える。
そして猫神はジョーカーの役割を持っており、1~8、そして0の好きな数字の猫として扱う事ができる。
以上がゲーム中にプレイヤーが使役することになる猫の戦士たちの紹介である。
次はルールの説明に移ろう。
猫の軍勢を作れ
まず最初に山札をよく切り、各プレイヤーに4枚づつ配る。
プレイヤーは自分のターンで1枚だけカードを自分の場に配していく。
そして、手札のカードを使ったら即時山札からカードを引き、手持ちは常に4枚に保つ。
自分の場は最大4つあり、空いた場にカードを置いてもいいし、既に置いてあるカードに法則に則ってカードを重ねてもいい。
同じ色のカードを重ねる(裏面の「9」に変更される)
裏面「9」の上に好きなカードを重ねる。
カードは4枚までしか重ねることができない。
カードは同じ色のカードを重ねる事ができ、それによって「9」の数字を作ることができるのは上で説明した通りだが、「9」となったカードは更に「×2」の効果も持っている。
「9」の上に色のついた猫のカードを置くことで、そこに書かれた点数を倍加する事ができるのである。
同じ色のカードを重ね方にも2パターンが存在する。
(ゲーム中ではこれを猫同士の”連携”と呼ぶ)
まず一つが同じ色で異なる数字のパターン。
先にも説明した通りだが、同じ色の数字を足すと必ず「9」になる。
この場合は足した2枚のカードを捨て、山札から新たに”裏向きのまま”自分の場に出す。
この際、既にある「9」のカードの上に配してもいいし、まだ出してない場に配してもいい。
もう一つが同じ色で同じ数字のパターン。
この場合は山札からカードを引く必要がなく、片方のカードをそのまま裏面にして「9」となり、その上に合わせたカードを配する。
こうすることで、後述の他プレイヤーからの妨害を防ぐのである。
では、妨害とは何か?次の項で説明しよう。
妨害と奪取
恐らくこに要素がこのゲームのキーとなる部分だろう。
数字を合わせて作った「9」のカードには、その上に他のカードを乗せることで得点を倍にすることができるのは前項で説明したが、何も「9」の上には高い数字だけが乗っけられるわけではない。
相手の得点を少しでも低くしようと、他のプレイヤーがわざわざ弱い数字を置いていくのだ…!!
そう、このゲームはカード出すのは自分の場だけでなく、相手の場にもカードを出すことが許されている。
そして、相手が積み上げた数字にあえて低い数字のカードを配する事で、相手の獲得点数を下げる事ができるのだ!!
自分の場の列を育てつつ、相手の場を妨害するのがこのゲームの醍醐味とも言えよう。
ここで活躍する、或いは厄介になるのが「悪霊」のカード。
このカードを相手の場に出すことで、その列の得点を「0」にしてしまう。
そして、「悪霊」のカードは同じ「悪霊」のカードを使うことでしか除去することができないのだ!!
(例外として「猫神(ジョーカー)」カードを「悪霊」として扱い除去することも可能。また、自分の手札にある「悪霊」を使って場にある「悪霊」を除去する場合は自分のターンでなければならない。)
こうして相手のフィールドに茶々を入れるのが醍醐味であるこのゲームだが、お邪魔カードを置いて妨害する以外にもう一つ、ちょっかいを出す手段がある。
それが奪取、プレイングマニュアルの言葉に則れば攻撃である。
手持ちのカードに同じ色のカードが相手の場にあるのであれば、手札のカードを相手の場に出して重ねることもこのゲームでは許されている…!!
そうして獲得した「9」のカードを再び自分の場に起き、列を強化するのだ!!
この様にMAUWは自分と相手のフィールド入り乱れて奪い合うゲームなのである。
幾度の妨害や奪取を繰り返し、先に自分の場で3枚重ねたカードの列を3つ作りだしたプレイヤーが出た時点でゲーム終了となり、得点を計算する。
そして、集計で一番高得点を獲得したプレイヤーが勝利を掴むのである。
実際に遊んだ感想
さて、初めて買ったボドゲで遊ぼうぜという事で実際に友達を呼んで3人でマオリの戦士たちを戦わせてみた。
初めの方はルールがややとっつきにくかったかなぁという印象。
マニュアルや動画を見つつ、手探りでルールを把握し、試合を行う。
3回ほど遊べば後は単純なもので、「なるべく8に倍率をかける」「0を置いて成長を阻害する」「相手の都合の良い数字を奪い、自分の場に加える」などとセオリーを把握し、仕切り無用のダーティバトルを楽しむことができた。
1プレーだいたい10~20分くらいで友達の評判も上々だったと思う。
そしてタロットを模した独特のカードの大きさやデザインがお洒落である。
とにかく、最初のルールがやや取っ付き難い事を除けば、単純で白熱したバトルが手軽に楽しめるゲームだと思う。
初めて買ったボドゲがそこそこ当たりだったことに気を良くして、この後またいくつかボドゲを買ったり遊んだしたのだが、それはまた次回の話にしよう。
今回の記事は書くのが難しいかなと思いきや、意外と書き貫いてしまったので、次回もまた手持ちのボドゲについて紹介や考察なんかを描いてみたい次第だ。