トラウマを抱えて生きることが辛いあなたへ。バタフライ・セラピーのご紹介

トラウマの苦しみ

アダルトチルドレン、複雑性PTSD、愛着の問題などを抱えた方は過去の体験が自分でも気づかぬままにトラウマとなって、主に対人関係における状況で常に緊張していたり、身構えていたりする事が多いのではないでしょうか。

トラウマは身体に宿る

実はトラウマは、心に焼き付いているだけではなく、身体そのものにも焼き付いているのです。心が反応するよりも早く身体が反応することがあります。そしてそれは、普段からいつでも反応できるように準備しているのです。ですから、トラウマを抱えている方は慢性的な疲労感や肩こり、首の痛みが生じたり、併せて呼吸の浅い方などが多くいらっしゃいます。

身体の感覚と心を癒すバタフライセラピー

ここでは、トラウマの対処法の一つであるバタフライ・セラピー（バタフライ・ハグとも言う）をご紹介します。シンプルに表現すると、自分自身を優しくいたわるように抱きしめてあげる、というイメージでしょうか。
やり方としては、胸の前で腕を交差させて、指先が軽く鎖骨に触れるようにします。優しく自分を抱きしめてあげるイメージです。次に蝶が羽をパタパタとするイメージで両方の肩を軽く叩いてあげてください。交互に叩いても良いかもしれません。叩きながら、自分がかけてもらいたかった言葉をかけてあげるのも良いでしょう。例えば「頑張ったね」「辛かったね」とか、「よしよし」でも良いかもしれません。自分の気持ちに寄り添ってあげられるような言葉を探してみてくださいね。その時の気持ちや身体の感覚も味わってみてください。変化が感じられるのではないでしょうか？気づいたら口角が少し上がって優しい表情になっているかもしれませんね。呼吸もリラックスしてゆったりとしたイメージで行うと良いでしょう。繰り返しになりますが、大切なのは自分に優しく、そしていたわってあげるイメージです。

カウンセリングでは、この他にも身体に働きかけるワークやマインドフルネス・ワークなども行って、その方の気持ちに寄り添った心理的ケアを提供しています。ご関心など持たれましたらお気軽にご相談ください。あなたの心が癒されることを願って。

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