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【連載】私の景色を変えていく~第2話〜取り戻した、保育士に戻る自信

こんにちは、今日も読んでくださりありがとうございます。

現役保育士さんの生の声をお届けする連載、第2話です!
執筆しているのは、WeNeedの転職サービスで保育士に転職したみのるさん。

みのるさんは、ブランクを経て現在二度目の保育士としてのキャリアを歩んでいます。

一度保育士を辞めたものの、ずっと戻ろうかモヤモヤしていたみのるさん。勇気を出して行動することで、自分の景色が変わったと感じたそうです。

第1話はこちら↓

今回は第2話です。



戻りたくても、戻る自信がなかったモヤモヤ期間再び

保育士から離れて数年。
全く違う仕事をして、保育士の仕事にやりがいを感じていた自分に気づいた。

しかしながらもう戻らないと思っていた仕事。簡単には動き出すことができない。

他に興味のあった放課後デイサービスや、就労支援に関係する職場や、英語を使う仕事など幅広く面接見学を行ったが、就職には至らなかった。

今考えると、働きたいと思えるところが見つからなかったのが一つの理由だと思う。
あとは、保育士を辞めてしまった自分がまた新しい仕事をして継続できるのか、自信もなかったのだ。

そして2023年6月、わたしは当時働いていた派遣の仕事をやめた。働きながらの転職活動は難しく、悩みつつも、失業手当を受けながらじっくり仕事を探すことにしたのだ。
1か月ほどは旅をしたり、やってみたかった農業体験をして自由に過ごした。
その後、そろそろ就職活動をしないとと思い求人票を見るが、なかなか応募したい仕事が見つからない。

保育士の求人も見てはいたが、不安のほうが強く踏み出せない自分がいた。

そもそもこんなにいろいろな仕事を経験して、どれも続けられない自分が、また継続して働くことができるのか。
面接にすら進めない日々で、働くことへの自信もどんどんなくなっていった。
自己分析の本を買って、自分の得意なこと・苦手なこと・好きなこと・嫌いなこと、等々洗いだしたりしてはみるものの、それが仕事となると上手く結び付けられない。

転職相談中に見つけた自分が大切にする価値

あるとき、話を聞いてもらった転職エージェントにこんなことを質問された。
みのるさんは働くことを通してどんな価値を提供したいですか?
当時エージェントに対しては自分の希望ばかり話し、やりたいこと、できることだけを考えていたわたしにとって、刺さる一言だった。

しばらく考え、自分の中で大切にしたい価値を2つ見つけた。

①自分が体調を少し崩した経験から、健康でいること
②ニュージーランドでやりたいことをやって楽しく過ごせていた経験などから、楽しく生きていること

そこから、人に対して健康で楽しく生きる人を増やすという価値を提供できたらと考えた。

自分の中で働く意味のようなものが少し見えてきた時間であった。
だがそれが実際にどのような仕事で、自分のスキルでできるかを考えると、靄《もや》に入ったようになってしまうのであった。

WeNeedの転職相談がスタート

そんなとき、ご縁があり佐々木さん(※弊社マネージャー)とお話しする機会をいただいた。
これまでの経歴や感じていたことなど沢山のお話を聞いてもらい、自分の考えを整理していくことができた。

その中で印象的だったことがある。
自分の興味について話していると、「みのるさんは生きることに興味があるんですね」とお話されたことだ。

たしか、自然が好きなことや、農業や心身の健康などに興味があると話した記憶がある。
そして「保育という仕事は生きるってことが詰まっていると思うので、合っていると思います」と言ってくださった。
確かにそうかもしれないと自分の中で納得したのを覚えている。

保育士としてダメだったな、と過去を振り返るたびに思っていた自分がいた。
でも、佐々木さんとお話をしていて、
退職の時にさみしいと泣いてくださった保護者の方がいたことや、
子どもの様子をみて作ったものを先輩がほめてくださったりしたことなど、自分を肯定できる出来事もいくつか思い出すことができた。

園見学で感じた、もう一度できるかも、という自信


その後、何度かの電話面談で数々のフィードバックをもらい、わたしがたまたま東京に行くタイミングで、園見学にいかせてもらうことになった。

そのうちの一つが今働いている園である。
見学に行ったときに、かつての勤務経験から保育園という場所に対して抱いていたマイナスなイメージがひっくり返っていくのを感じた。

子どもたちが自主的に行動する様子、そしてそれをサポートする先生方の穏やかな雰囲気を拝見することができた。
さらに、持ち帰りの仕事はなく、休憩も1時間しっかり取ることができるなど、働きやすい環境を整えている。

その様子を見て、わたしの中で、この環境であればもう一度できるかもしれないという気持ちが芽生えた。
健康で楽しく生きる人を増やすという価値も、子どもたちの健康や得意や好きをサポートすることによって、実現できるかもしれない。

保育士に戻ることができたターニングポイント

優柔不断で心配性なわたしは、それからもまだ悩んだ。
せっかく芽生えた、”保育士に戻りたい”という気持ちを、怖い・不安という気持ちで「なかったこと」にしていいのか、と自分を奮い立たせた。
でも、中途半端に終えてしまった保育士の仕事に、もう一度向き合えるチャンスなのではないかと思い、面接を受け現在に至る。

なぜ保育士に戻ったのかまとめてみると
全く違う仕事を経験することで、改めて保育の仕事のいいところ、やりがいに気づいたから。
転職のプロに相談することで自分の考えが整理でき、怖いけどやってみたいと思っていることに気づけたから。
③実際に見学に行き、働くイメージをつかむことができたから。
このあたりになると思う。

やっぱり楽しい、保育士生活

実際に働き出して半年が経とうとしている。
改めて体力、気力を使う仕事だとは感じるが、何よりも子どもたちがかわいくて面白い
間近で成長をみることができ、保護者と喜び合えることも嬉しい

今働いている園では、よりよい保育をしていこう、という先生方が多く、刺激を受け学ぶことも日々多い。
子どもたちが楽しめる活動を考えたり、イヤイヤする子にどう対応するかなど悩むことも沢山あるが、今のところ戻ってよかったと思っている。

これからを生きる子どもたちが、健康で自分らしく楽しく過ごしていけるよう、できることをしていきたい。

最後に、話を聞いてくださったWeNeedの佐々木さん、松尾社長、沢山背中を押していただきありがとうございました。


悩みながらも、一度思い出した保育士に戻りたい、という気持ちに素直に向き合い、現在保育士として充実した日々を過ごしているみのるさん。

再スタートはいつだって切れる、少し横道にそれても、すべてが自分自身の気づきにつながる、そんな人生の教訓を教えてくれる体験談でした。

転職に悩むすべての方の応援になったら幸いです。

連載はまだ続きます!次回をお楽しみに!


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