若い人の間で♪が使われなくなってきたらしい
※この記事には、十分に研究・検証されていない仮説段階のお話が含まれています。また新規追加された絵文字など、絵文字の種類と相手のアップデート状況によっては正常に反映されないことがあることを確認しているため、その点には注意して使用されることをお勧めします。
ことの発端
私は日々、SNSやHPなどの発信の力を使って会社に貢献する広報のお仕事をしています。
ある日、Instagramの企業アカウントへの投稿を作成していた時のことです。とある新卒担当の社員からこんな主旨のフィードバックを貰いました。
「今の若い人は♪をあまり使わない印象を受けるので使用を控えてほしい」
つまり、新卒採用のターゲットである今の20代前半の方には「♪」は古くさく感じられるのではないか、ということでした。
新しい視点を提供してくださる仲間に感謝しながら、その日から私は♪を控え、代わりに絵文字を(添える程度に)使っていこうと決めました。
もしかしたらこれも今流行りのアンラーニングでしょうか。だとすると少しだけ進化した気がしてちょっぴりワクワクします。
なぜ使われなくなったのか考えた
「なぜ♪は使われなくなってきたのだろう」
それはある意味、当然の疑問でした。
来年30歳を迎える私は、これまで「♪」をよく使っていたからです。
改めて意識してSNSを眺めてみると、確かに「♪」はあまり見かけません。代わりに絵文字😊をよく見かけます。
使われなくなった本当の理由は私にはわかりませんが、私が「♪」を使っていた理由には心当たりがあります。
それは「文字化けしにくかった」からです。
スマホ登場以前、ガラケーの時代において、文字化けは日常茶飯事でした。持っている機種が送信相手と異なると、使う絵文字の規格も違って、絵文字が表示されなくなる場合があったのです。
その点「♪」は優秀でした。
「♪」は古くから記号として複数の文字コードに登録されていました。つまり他の機種で見ても、文字化けしにくかったのです。
当時学生だった私はそのことを薄々理解していたので、絵文字よりも「♪」や顔文字を愛用し、今もその名残があったのでした。
スマホ時代に絵文字の文字化けがない理由
最近の絵文字はほとんど文字化けしません。
その秘密はUnicodeにあることは知っていましたが、それ以上の知識は持っていなかったので、この機会に少し調べてみました。
Unicode絵文字とはこういうのです→😊
政府広報オンラインの記事によると、2009年 Unicodeに組み込まれることで規格が統一され、その後Unicodeを搭載したスマホにより世界的な広がりを見せたとのこと。
あれ? 絵文字って日本発祥の文化なんですね。興味深いです。
企業公式SNSとしてのふるまいの難しさ
SNS上では、カジュアルな投稿を楽しむ中で自然と絵文字が使われているのが散見されます。規格統一された今となっては、もはや絵文字も世界共通言語と言ってもいいのかもしれません。
絵文字によるリッチな表現が可能になった今、「♪」は古めかしく感じられるのかもしれないと思いました。
私は今でも「♪」可愛いと思いますけどね(笑)。
企業公式SNSを運用するにあたっては、
なるべく誰にでも見やすく、わかりやすく、
それでいて魅力的な発信をしていきたいと思っています。
それって絶対的な正解はない世界なので、
ともすれば自己満足にもなりかねません。
自分の中でロジックがあったとしても、常に周りの意見を聞いてアップデートしていかないといけないな、と改めて身につまされた話でした。
最後までお読みくださりありがとうございました!
初めてnoteを書いてみたので
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