【映画:自由な学校】5/20@徳島
映画「自由な学校」
今日は、徳島の自然スクールトエックの上映会に行ってきました!
徳島には昔から歴史の長いオルタナティブスクールである「自然スクールTOEC」があります。
映画「自由な学校」はトエックでの子どもたちに密着したドキュメンタリー映画です。
監督である齋藤さんは、トエックの卒業生ですが、映画監督でもなんでもありません。大学の研究でトエックを扱ったことから、映画をつくるに至ったそうです。
この映画は、自分の中で大切にしている映画であり、公の場で多くの人に見てもらうのは初めてとのことでした。
会場には100人ほどの人が集まり、教育に思いをもつたくさんの方がいらしていて、確かな活気を感じました。
映画を見た感想として、
ありのままを認められて過ごす子どもたちの無邪気な姿に涙が出ました。
「自由」とはなんなのかを問い続けるスタッフの姿に胸を打たれました。
子どもたちの為だけの学校ではなく、親への働きかけが大切だと考え、
親へのフォローや勉強会に力を入れることの力強さを感じました。
「子どもを思い通りしようとしない」
ことを徹底することから溢れ出る愛を感じました。
他にもいろんなことを感じたけれど、一番心に残ったのは
「目標がなければ指導する必要もなくなる」という言葉でした。
大人の作った目標に、大人の都合で合わせられる子どもたちではなく、自分のやりたいことに真剣に向かっていく子どもたちの豊かさが真っ直ぐに伝わってきました。
映画の後のアフタートークも、その後に行われたワークショップもめちゃめちゃ面白かったです。
あのワークショップはいろんなところで汎用性が高そうでした(ファシリ目線。笑)
会場では、徳島のみっけにご縁のある方や、神山丸ごと高専に通っている方、その他にも就労支援の施設の方、休職して大学院に通っている先生など、さまざまな方との出会いもあり、すごく嬉しい1日になりました。
ここに来れたご縁
この旅を始めた時、一番最初に訪れた「風の森しょうがっこう」で教えてもらったのが、このトエックのイベントでした。
1ヶ月の旅を経て、更なるつながりをたくさん抱えてここに来れたことも、ひとつ達成感というか、嬉しかったです。
トエックのことをもっと知りたい!と思い、9月に3日間で行なわれるトエックのフリースクールセミナーにも申し込みをしました。
素敵なスタッフさんとまたお会いできることが楽しみです。
そしてそしてそして、森の学校みっけに行きたいんです!といろんな人に話していたら、「つなげますよー!」と言ってくださる素敵な方がいらっしゃって🥹
メールを送っても返信がもらえず、もう行けないかなぁ、、と思っていたのに行けることになりました!!!(とにかく嬉しい)
いろんな出会いや奇跡やここまでの道のりをまとめて、ここに来れてよかったなぁと思える1日でした😌
おまけの雑談
千葉で仲良くさせてもらっていた親子が、いつもこのNoteを読んでくれていて、記事を投稿するたびにメールを送ってくださいます☺️
いつもとっても嬉しいです。
学校に行けない日もあり、繊細な心を抱えながらもそれでも前進しようとする娘さんを見守りながら、自分の中の葛藤を整理しながら、毎日を丁寧に、必死に過ごされている方です。
その日々の感情や様子を、感想と共に寄せてくれるのが嬉しいです。
私は今は高校生になった彼女がとっても好きです。
繊細さを持ちながら、どこか強さを感じる不思議な雰囲気があります。
心配なことや不安なことを「力を入れる」ことでうまく折り合いをつけているのかもしれないなぁと思ったり、この社会に簡単には飲み込まれない芯の強さがあるんだなぁと思ったり😌
とにかくかっこよくて。でも、この社会の中で生きていくのは彼女にとって確かに難しいんだろうなぁとも感じたりします。
でも、だから力を抜きなさいとか、そうした方がいいよ、とかいうわけではなくて、今はそんな状態なんだよね、とただその状態があるんだね、と、そう思います。
それでいい気がします。
今の自分がどんな状態にあるのかを知ることはとても大事なことで、私は私を知ることで気持ちが楽になることがよくありました。
自分の未来予想図が浮かばないと、生きる気力がなかなか湧いてこない。
生きる理由や目的が必要になってしまったこの社会は便利すぎて窮屈だなぁと思います。
無人島で、今日食べるものも十分になく、温かい寝床もまだ完成していないような状況だったら、生きる理由なんて考える暇もなく、ただ毎日を必死に生きると思います。
そんな生き方が本来の私たちの生き方のような気がしていて、多少の不安や恐怖とは隣り合わせで生きている。
だから、祭りがあり、音楽があり、芸術がある。そして神に祈ることで心を保ったりする。
未来なんて考えなくても、今日の今のこの瞬間が楽しければ、いつかの瞬間も楽しいわけだから、もうそれでなんか完璧!ってくらいで、今に集中して生きられたらいいなと、そう思います。
「一生は一瞬の塊だから、今を生きよう。今を生きよう。」
私の大好きな歌の歌詞にもそうあります。
一生は一瞬で出来上がっているわけだから、一瞬を楽しんでいたら一生が楽しいわけです。
自分の足元にある道が、どれくらいガタガタで、どれくらい曲がりくねっていて、どのくらい先にどんな目的地へと繋がっているのか。それがわかったら、安心して前進することができるかも知れない。
でも、私は未来のために生きる今ほどつまらないものはないと、そう思ってしまうタイプの人間で、残念ながら。すでにわかっている道を答え合わせのように進んでいくなんて全然楽しくないと思っちゃうタイプです。
つまり、失敗しても、前が見えなくても、そんなに困ったことじゃない、と実感できているんだと思います。
失敗するとその先には必ず成功があるんです。
熱が上がったらまた下がるように、怪我をしたらそれが治るように、雨が降っても雨が上がるように、人生は波のように揺れていて、マイナスがあるとプラスがある。
失敗があるから、成功みたいに感じているだけなのかもしれないですよね。
空を飛べたわけではないのに、深海に溺れている状況からだったら海面に出られただけでどれだけ嬉しいことか。天国のように思えてくる。
でも、元から深海に溺れていなかったら、海面に上がれた喜びすらも感じられない。なんか寂しい感じもします。
何を手放したら失敗って怖く無くなるんだろうか、と思います。
評価、他者の目、自分の持っているものを失うこと?
何に固執したら失敗が怖くなるのか今度真剣に考えてみようかな。
学校に悩む親子はこの全国にたくさんいて、自分が何かプラスに働くことはできるんだろうか、と悩みます。
ただのエゴでしかないことは理解しているので、私は私の人生を最大限輝かせることで、そのエネルギーが周りにも伝わってけたらいいなぁという結果にいつもたどり着きます。
学校に行けないことは全然悪いことじゃない。
学校というシステムの中で立ち上がれなくても、人として立ち上がれていればなんてことはない、ぜんぜん大丈夫だと。人生は十分楽しくて最高だと。
自分を好きになることができたらそれだけで幸せだなって思います。
生きる力なんてなくても、この身体は勝手に生きています。
心臓は勝手に血液を身体に送り込んでくれているし、食べたものは勝手に消化されてエネルギーになるし、酸素は植物がずっと作り続けてくれていて、太陽は必ず毎日上がってきてくれる。
やらなきゃ行けないことは何もない。
つまり、やりたいことだけで今を生きているとしたら。
何をして生きるのか、いや、何がしたいのか。
広島のシンガーソングライターのTOKIさんは、そんなふうにいつも話してくれます。その通りだと思います。
18歳からの4年間で、私の世界の見方は大きく変わりました。
まぁ、簡単に言えば、成長したんだと思います。
あの時はなんて小さなことでくよくよしていたんだろうと思います。
でも、その時の自分がくよくよしてくれていたおかげで、今があると思ったら馬鹿げていたなんてこれっぽっちも思いません。
人生は、そんなふうに、時を経て全ての時間が地に足つけて自分を動かす動力になっていくものだと思います。
千葉で暮らしている親子に、何か届けられないかなぁとか思っていたら、こんなとんでもない長話になってしまいました、、
読んでくださってありがとうございました。
今日も皆さんの一日が幸せでありますように。
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応援してくださる方へ!
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これから訪ねたい場所リスト
増えるたび更新しています。
(増え過ぎてきたので、近いうちにエクセルにまとめます!)
勝手に言っているだけなので,
繋がりのある方などいらっしゃいましたら是非お願いします笑
・徳島県 「自然スクールトエック」
・山口県 熊毛 「こびとのおうちえん」
・山口県 向津具半島「かえる村」
→今日(5/2)訪ねてきた方がかえる村の方と知り合いだったー!すごい!
こうして繋がっていくことがとても多くて、とにかく驚いている。。
・児童養護施設
・福岡県飯塚市「みんなのおうち」フリースクール
・北海道『トモエ幼稚園』
・大阪『コクレオの森』
・いすみ 『ブラウンズフィールド』
・長野 『だいだらぼっち』
・軽井沢 風越学園
・東京世田谷 ヒロック初等部
・東京サドベリースクール
・いなほ保育園
・神山まるごと高専
・神山 森の学校みっけ
・北海道 ぴっぱらの森
・山形 独立学園
・石川 ワンネススクール
https://www.oneness-school.org
・とさ自由学校
・広島 おてんとさん
・明蓬館高校
・広島 スイス村