【自己犠牲をやめてミツバチのように生きる】
「自己犠牲」
高校生のとき、日本一を目指して毎日汗と涙にまみれる生活の中で
自己犠牲が大切だと習った。
自分を犠牲にして、チームのために動く。
自分を後回しにして誰かのために行動する。
それができる人が上級生であり、信頼される人であり、応援される人だと習った。
9人しかグラウンドに立てないスポーツでチームには50人の選手。
試合に出れないどころか、ベンチにも入れない選手がいる。
技術でチームに貢献できない選手は何でチームに貢献するか。
【自己犠牲】
こう言われて、必死に動いた。
自分のことは既に100%で取り組んだ上で、
チームのため、みんなのために尽くす。
その姿を見て試合に出るメンバーはみんなの想いを受け取り、
絶対にやってやろうと士気を高める。
そんな世界だった。
そんな高校時代を経て、大学生になり
世界を広げながら挑戦を繰り返すいま、
自己犠牲って本当に良いことなのか?と問いなおしている。
自分を犠牲にしてまで受け取る恩や愛は、
相手にとって本当に美しく大切なものなのか?
自己犠牲をして相手のために身を尽くしたその人は
本当に幸せを手に入れられるのか?
この問いを自分の中で反芻して考え、
自己犠牲をしてしまう自分に苦しみ、
自分がすり減っていく感覚をはっきりと感じながら
それが間違っていると身体で感じることができたのは本当に最近だ。
教えてくれた人がいて、頭や理屈ではなく心で感じることができた。
その瞬間から2週間がたち、
自分を満たすこと、自分を大事にすることができるようになり、
愛のコーヒーカップが満たされた状態でみんなに優しくすることができるようになった。
3年前の私が掲げていた
"be a top grass of a champagne tower"
の言葉がここにきて達成されようとしている。
ただ気に入ってずっと自分へのメッセージにしていたけど、
すごく自分の本質をついていた言葉だったと気づいた。
なりたい自分、ありたい自分に近づいてきているのかもしれない。
そして、今の私が目指すのはミツバチのように生きること。
ミツバチが絶滅してしまったら私たち人類は4年でこの地球上からいなくなると言われている。それどころか植物も動物も生きられなくなる。
それくらいミツバチの果たす役割は大きくて、この地球の営みを支えている。
そして一番大事なのは、そのミツバチたちは世界を支えようなんてこれっぽっちも思っていなくて、ただ自分が生きるために花の蜜や花粉を集めている。
ただそれが結果的に受粉としてこの地球の営みを支えている。
自分のために生きることが結果的に誰かを救う世界。
そんな存在になれる日を夢みています。
誰かを楽しませようではなく、まずは自分が120%で楽しむ。
そうすることで、みんなが笑顔になる。
心地よい場所をつくろうではなく、まずは自分がリラックスしてのんびりする。
そうすることで、みんなの心地よい居場所になる。
みんなに本心を話してもらえるように自分が我慢するのではなく、
まずは自分が言いたいことを言いたいように発言してみる。
そうすることで、みんなが言いたいことを伝え合える関係になる。
2022年はミツバチのようにただ自分をまっすぐ生きたい。
そしてみんなに小さな幸せを届けられる人でありたい。