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【自然に還る年に。】

4月1日。
今日から新しい年度が始まりました。

今年度は自然と関わる暮らしがしたいと考えています。

教育の旅を通してわかったこと、それは

大人の心の中に自然がなくなっていること

が大きな問題であるということです。

旅をしながらいろんな人に出会いました。でも、教育の分野でバリバリと頑張っている人たちよりも、自然との関わり合いの中で生きている人の持つ感覚が、私には素敵に見えた。そして、本質的だとわかった。

私は農業やパーマカルチャー、自給自足の暮らしをしている彼らとの方が、教育に対する感覚が近いんだ、とわかりました。そして、それは教育全体にとって重要なことだと考えています。

教育を勉強し、本をたくさん読んで、どんな声かけをするべきなのかと考えた先に口から出る一言よりも、
自然と共に暮らし、自分がその一部であることを感覚として知っている人が、子どもに自然と投げかける一言の方が豊かであり、余計なものがなく、シンプルだった。

これは大学や教科書では学べないもので、知識ではなく感覚なんだと思います。


自然と関わっている彼らには、「子ども」は「自然」と同じように見えているんじゃないか、と考えました。きっと、子どもだけでなく「人間」が自然の一部であることを感覚的に知っているんじゃないか、と。

人工的にあーだこうだと形作られるものではなく、じっくり時間をかけて伸びていくものだと。雨や光を浴びながら、力強さを帯びていくものだと。私たちが思っているよりも力を秘めているということ。忘れた頃に花を咲かせたりするということ。

だからこそ、今年度は自分自身が自然の中に飛び込んで、植物や動物、虫たちと過ごす時間を増やしたい。そんな思いがあります。

自分の持っている感覚を、もっと体験して言語化したい。

「自然」を心の中に取り入れることができたのなら、その感覚を今度は広めるためにどうするかを考えようと思っています。

教育に関わる大人の心には「自然」が必要なんだと確信しています。

植物や動物たち、地球と関わる心を持っている人がもっと子どもたちと関わってほしい。教育に関わる大人の心の中に自然を引き込みたい。

そんな、ことを考えている今日この頃です。

というわけで、

子どもは自然だ!

と大きなこえで叫べる人になることを今年度の目標にしています。

なんで、子どもは自然なのか。自分の言葉で語れるようになりたい。
そこには大きな親和性や共通点があるはずなんです。

現に、子どもたちと関わっていると、自然がくれるのと同じ感動や温かさや深さ、大きさを感じることがある。

彼らの心の中にある宇宙を、自然を確かめたい。

そして、私たちは自然の一部であることに安心したい自分がいます。

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