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日常に必要なお金の知識㉗生命保険を理解する(1)

生命保険は多くの方が加入している保険の1つですが、その内容までも理解している方は、それほど多くないと思います。

今回から数回に分けて、この生命保険について理解を深めていきます。

既に加入している方は、自分の保険を理解するキッカケに。
加入を検討している方は、検討材料の一つになれば幸いです。


生命保険の基本用語

保険の用語って、似たような言葉が多くて嫌になりますよね。

聞き馴染みのない専門用語は、簡単な内容でも難しく感じさせる力があるように思えます。

そこで、まずは保険の基本用語を説明します。

契約者:保険会社と契約する人
被保険者:保険をかけられる人
受取人:保険金の支払いを受ける人
保険料:契約者が保険会社に払い込むお金
保険金:保険会社から受取人に支払われるお金(死亡・高度障害・満期)
給付金:保険会社から受取人に支払われるお金(入院・手術)
解約返戻金:途中解約した場合、契約者に払い戻されるお金
主契約:保険の基本となる部分
特約:主契約に付加して契約するオプション

慣れてくると便利な言葉なので、焦らず徐々に覚えてみてください。

生命保険の種類

生命保険には、死亡保険・生存保険・生死混合保険の3種類があります。

死亡保険:被保険者が死亡/高度障害になった場合に支払われる保険
生存保険:一定の期間、被保険者が生存している場合に支払われる保険
生死混合保険:死亡保険+生存保険

「死亡保険」の代表例

定期保険:契約時に定めた保険期間中に死亡や高度障害状態になった場合に保険金を受け取れる死亡保険です。保険期間満了時の満期保険金はなく、保険料は掛け捨てとなるのが一般的です。

終身保険:一生涯にわたって保障が続き、死亡時に必ず保険金が支払われます。解約返戻金がある場合も多いです。

「生存保険」の代表例

年金保険:一定の年齢に達した場合や契約時に設定した期間以降、生存している間に定期的に年金が支払われる保険です。

「生死混合保険」の代表例

生死混合保険は、保険期間中に死亡しても、生存しても保険金が支払われるタイプの保険です。

養老保険:保険期間中に死亡した場合は死亡保険金、満期まで生存していた場合は満期保険金が支払われる生命保険です。死亡保障と貯蓄の機能を兼ね備えており、老後の生活費やマイホーム購入の資金、教育資金などの準備に役立ちます。


手厚いほうが良いに決まっているけど、手厚くするほど高くなるのが保険です。

また、知らない間に重複していることもあるので、今回の保険の種類と照らし合わせながら、無駄がないかの確認をしてみてください。

毎週土曜日は「日常生活で必要なお金」について、FP3級の知識を共有するシリーズになります。

たかが3級と思われるかもしれませんが、知っていると知らないでは大きな違いがあるもんです。

これからの人生で「お金の知識」は必ず役立つものです。

ぜひ一緒に金融リテラシーを高めて、人生をより良いものに変えていきましょう。

それではまた

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