
こんな「株」見つけました⑨サンウェルズ<9229>
サンウェルズ<9229>
サンウェルズは、日本国内で高齢者施設を対象とした「介護サービス」を提供する企業です。
主には、パーキンソン病専門ホームであるPDハウス(Parkinson's Disease)の運営を行っています。
パーキンソン病患者の増加と、少子高齢化が進む日本社会において、安定した需要が見込まれる介護業界で事業を展開していて、業績も比較的堅調に推移しています。
事業サービス内容(公式HPより一部抜粋)
1)神経内科専門の医師による訪問診療
PDハウスでは脳神経内科病院と連携し、専門の医師が訪問診療を行う事で入居後も安心して専門的治療を継続できる体制が整っています。
2)パーキンソン病に特化したリハビリプログラム(専門医監修)
神経内科の専門医師監修によるリハビリプログラムが準備されていて、各入居者の状態に応じたリハビリが提供されています。
3)24時間体制の訪問看護
パーキンソン病は、特に薬剤コントロールが重要と言われています。
看護師が24時間対応することで、服薬管理をするのはもちろん、細かな症状の変化や副作用の状況を適切に把握するので安心です。
また、医療処置も施設内で提供することが可能なため、脳神経内科の訪問診療医師の指導の下、安心して生活できます。
注目ポイント
患者数の推移
日本のパーキンソン病患者数は年々増加してい、2000年代初頭には約10万人とされていた患者数が、2020年頃には約20万人以上に増加していると推計されています。
高齢化の進行に伴い、将来的にはさらに患者数が増加すると予測されています。
医療費と介護の負担増加
現在、パーキンソン病を根本的に治す治療法はありません。そのため医療費だけでなく、介護が当事者家族の負担になるケースがあります。
特に長期間となると、専門家の知識やサービスは不可欠となります。
配当

配当月は9・3月ですが、診療報酬不正請求問題に関連して「2025年3月期半期報告書の提出期限延長の申請」があり、新たな提出期限(2025年2月12日)まで3月の配当は未定となっています。
現段階では、9月配当の9円のみです。
株価は813円(12/11 終値)なので、配当利回りは1.10%。
株主優待はありません。
投資価値
ROE:32.5%
ROA:6.4%
PBR:3.44倍
PER:12.06倍
ROEが非常に高く、株主に対する利益還元力が強いです。PERも割安水準にあるため、現在の株価はチャンスと言えそうです。
がしかし、ROAの低さやPBRの高さは気になります。
おそらく、これらのデータには診療報酬不正請求問題のペナルティは含まれていません。
社会的に需要のある業態ですので、長期的に見れば株価も上昇してくると思いますが、当面は低空飛行状態になると予測されます。
上場来高値を考えると、ファイブバガーを狙える可能性は高いので、仕込む資金がある方には魅力のある企業だと思います。
私の近親には実際にパーキンソン病の方がいて、介護の大変さを知っているだけに、サンウェルズの事業には期待しています。
と同時に、5倍を夢見て100株だけ仕込んでいます。
今回の記事に、少しでも興味を持っていただけたら「スキ」をいただけると今後の励みになるので嬉しいです。
それではまた