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日常に必要なお金の知識㊸第三分野の保険
第三分野の保険とは
第一分野:生命保険
第二分野:損害保険
第三分野:上記以外
第三分野の保険には、「病気・ケガ・介護」への備えが含まれます。
医療保険とは
医療保険は、病気やケガで入院・手術をしたときに必要となる医療費の負担を軽くするための保険です。
例えば、盲腸で数日間入院した場合、健康保険が効いても自己負担が発生します。医療保険があれば、その負担を軽減することができます。
<ポイント>
・日額いくらの入院給付金が出るか?
・手術給付金があるか?
・先進医療特約などのオプションをつけられるか?
がん保険とは?
がん保険は、がんと診断されたときに、一時金や治療費を受け取れる保険です。
がんの治療は長期化することが多く、仕事を休むこともあります。公的医療保険でカバーできない費用(先進医療、通院費、生活費の補填など)をサポートできます。
<ポイント>
・診断一時金は必要十分か?
・入院・通院保障は十分か?(がんの治療は通院が多い)
・特約で先進医療や自由診療の費用をカバーできるか?
介護保障保険とは?
介護保障保険は、要介護状態になったときに、生活を支えるための保険です。
高齢になって介護が必要になったとき、介護施設の費用や在宅介護の費用がかかります。この保険があれば、経済的な負担を減らせます。
<ポイント>
・公的介護保険の不足分を補填できるか?
・一時金か年金形式で受け取ることができるか?
・要介護認定の基準(要介護2以上など)を確認すること
保険商品はどれも魅力的ですが、備えるほど今の生活を圧迫します。
将来に備えながら、今の生活を充実させるちょうどよいところをぜひ探してみてください。
分からない場合は、「ほけんの窓口」のようなサービスを利用するのも良い案だと思います。
毎週土曜日は「日常生活で必要なお金」について、FP3級の知識を共有するシリーズになります。
たかが3級と思われるかもしれませんが、知っていると知らないでは大きな違いがあるもんです。
これからの人生で「お金の知識」は必ず役立つものです。
ぜひ一緒に金融リテラシーを高めて、人生をより良いものに変えていきましょう。