「遺伝のしくみ」を理解しよう(15)
毎週水曜日は、Newton「遺伝のしくみ」を理解するシリーズを配信しています。
どんなに難しい本でも、少しずつ読めば必ず理解できるはずというコンセプトですすめています。
DNAのコピーミスが、遺伝情報を変化させる
DNAのコピーミスが遺伝情報を変化させる理由は、DNAが私たちの遺伝情報を保持するための分子であり、塩基の順序がこの情報を決定するためのようです。
とはいえ、人のDNAの99.9%は誰でも共通であるというから驚きです。
ちなみに、一卵性双生児の場合は、残り0.1%も共通。親子や兄弟姉妹では、0.05%が共通ということになるそうです。
また、DNAのコピーミスが発生すると、新しい遺伝情報が生じる可能性があり、これが私たちの特性や病気のリスクを変化させることにもつながるということでした。
次回は、「遺伝学の最前線で研究されるDNAのメチル化とは?」です。
それではまた