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日常に必要なお金の知識㊹経済・景気の指標
今回から「金融資産運用編」に入ります。
私のように、投資に興味がある方には楽しい回になるかと思います。
初回は、好況/不況を判断するための指標です。
国内総生産(GDP)
GDPとは、国内の経済活動によって生み出された財・サービスの付加価値の合計のことです。
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一人あたりのGDP = GDP÷人口
ちなみに、GDPは内閣府が年4回公表します。
経済成長率
経済成長率とは、一定期間における国民経済の規模の拡大速度を表す指標です。
例えば、「GDPが前年比でどのくらい増減したか」を「%」で表します。
名目GDP成長率:実額ベースの成長率
実質GDP成長率:物価の変動分を考慮した成長率
名目GDPとは?
名目GDPとは、「値段のまま」で計算したGDPのことです。
<例>
・2020年に1個100円のパンが100個 売れたら、
GDP=100円 × 100個 = 10,000円
・2021年に1個120円のパンが100個 売れたら、
GDP=120円 × 100個 = 12,000円
つまり 、値段が上がればGDPも増えるというのが「名目GDP」です。
実質GDPとは?
実質GDPとは、「実際の生産量」で計算したGDPのことです。
先程の例では、2021年は値段が上がったけど、売れた数は2020年と同じでしたよね。そこで、2020年の100円を基準価格として計算したら、2021年のGDPはどうなるでしょう。
当たり前ですが、
2021年のGDPは2020年と同様の、「100円 × 100個 = 10,000円」になります。
つまり 、物価の影響をなくして、本当に生産が増えたかを見るのが「実質GDP」なんです。
保険商品はどれも魅力的ですが、備えるほど今の生活を圧迫します。
将来に備えながら、今の生活を充実させるちょうどよいところをぜひ探してみてください。
分からない場合は、「ほけんの窓口」のようなサービスを利用するのも良い案だと思います。
毎週土曜日は「日常生活で必要なお金」について、FP3級の知識を共有するシリーズになります。
たかが3級と思われるかもしれませんが、知っていると知らないでは大きな違いがあるもんです。
これからの人生で「お金の知識」は必ず役立つものです。
ぜひ一緒に金融リテラシーを高めて、人生をより良いものに変えていきましょう。