【教育note:10ページ目】「子ども」を「子ども扱い」しすぎると…
小中学生の保護者の皆さん、この記事を見てくれたみなさん!
今日は「子どもを子ども扱いしすぎると…」という内容について書きます。
興味のあるかた、お時間ある方は読んでいってください♪
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こんにちは!
今日もこの記事を見つけてくれた皆さんありがとうございます!いつも見てくださっている方はもっとありがとうございます(笑)
【教育note】では、私が学習塾にて指導してきた生徒たちから学んだことを発信していきます。
YouTubeでは小中学生向けの学習動画を毎日投稿しています。大人の皆さんも頭の体操にいかがですか?
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なぜ今回、このような記事を書いたかというと、「幼い子(精神年齢が低い子)」は学力が低い傾向にあるからです。何となく想像はつきますよね?
もちろん、勉強が苦手な特性を持った子もいますが、勉強が苦手な子や、やらない子は考え方や行動が幼かったりします。
中学2年生の子をイメージしてください。
A君「勉強は嫌いやけど、やらないといけないことだからとりあえず頑張っ てみよう。」
B君「勉強は嫌い。ゲーム好きやからゲームだけしてたい。勉強したくない。」
この2人を見比べたとき、もちろん子どもそれぞれの価値観などはありますが、A君の方が考え方が大人(しっかりしている)ですよね。
私の経験上、「保護者の方がどのように子どもに接してきたか」でこのような違いが出ます。小学生なのに幼稚園児のように扱ったり、中学生なのにまだ小学生かのように接していると、子どもが子どものままになってしまいます。(←変な日本語ですが笑
―――6年ほど前、中3の生徒(男子)が入塾してきました。
もともとレベルの高い塾に通っていたが少しついていけなくなり、転塾といった感じでした。最初の授業のときにびっくりしたことがありました。
カバンからバインダーのようなものを生徒が取りだし、それを見ると、全てお母さんが準備したノートや塾の連絡帳、さまざまなものが挟まっていました。すべてお母さんの字で名前が書かれていました。
準備をしっかりすることは悪い事ではありませんし、これが小学1,2年生ならわかります。中3にはやりすぎです。準備するなら、準備すべき物を伝えて本人にやらせるべきです。一般的な中3男子なら、お母さんに持ち物に名前を書かれることを嫌がることが多いですが、それが当たり前の状態で育ってきているので普通のことなのです。人にやってもらうことが当たり前になると自発的に行動することができなくなります。
また、夏の時期に冷房が寒い時があるからと薄手のパーカーを羽織っているときがありました。それを忘れて帰ったことがあり、そのことを連絡しました。次の日にパーカーを渡しました。またその次の日、パーカーを脱いでイスにかけていたので、ちらっと見ると、首元のタグのところに大きく名前がサインペンで書かれていました。私はそのとき「ちゃうねん。名前書くとかの問題じゃないねん。」と心の中でツッコミを入れてしまいました。
お母さんに直接聞いたわけではないですが(聞けない笑)、忘れ物をなくすよう子どもに伝えたり、その対策を考えてあげたりするのではなく、「忘れちゃうから名前を書いておこう、これで大丈夫」という発想になっているのだと思います。幼稚園や保育園、小学校低学年なら、だれの持ち物かわかるように名前を書くと思いますが、中学生にはその行動は少し良くないのではないかと思ってしまいます。
そして少ししてから私が違う校舎に行くこととなり、その生徒の指導ができない時期がありました。いろいろ事情があり、結局戻ってきたのでその生徒を再び指導することになりました。
すると、様子がおかしくなっており、授業中トイレに行く回数が増えました。入ってもなかなか出てこずで、お母さんに聞くと学校でも同じことになっていると…。
詳しく話を伺おうとお母さんと面談をしました。すると、家ではゲームばっかりしようとして暴れます。パソコンも好きで、勉強しないと触らせないようにしていますが怒って暴れます。といった内容を聞きました。
その後、生徒本人と話をしました。ざっくりまとめると、今まではゲームもパソコンもやりたい放題だったのに、急に受験生になったからといって制限されて嫌だった。ということでした。今までは甘やかされていたのに急に厳しくなるパターンです。
当の子どもからすると「何で?」となります。保護者の方の視点に立つと「受験だからやらせないと!ああ、心配!」となっています。こういった状況に陥る保護者の方は毎年1名はいらっしゃいます。「小学生の間は無理に勉強させなくてもいいかな」「小学生のうちは遊ばせたいんです」「中学生になると勉強大変になるから小学生の間は…」「勉強嫌がってるみたいだから無理やりさせるのは可哀想」などと思っている方ほど、受験が近づいてきたりすると焦ります。でも子どもは何も考えていません。なぜなら親が「何でもやってくれるし」「勉強なんてやらなくていんでしょ」という感覚が身についてしまっているからです。
他の生徒の話になりますが、こういうやりとりもありました。
土曜日に受験生のための授業が朝からあり、前日の金曜日に、
「先生、明日高校のオープンスクールに行くから授業行けません。」
「おお、そうか。明日何時からあるんや?」
「わからん。」
「え?何時からかわからんのに朝来られへんの?」
「うん。お母さんが言ってた。」
「そうか…。ちなみにどこの高校行くん?」
「…どこやっけな?汗」
これも同じですよね。全て親が手配しているから子どもに当事者意識が全くありません。しっかりしてる子は、「先生、明日おかんが○○高校のオープンスクール行こうって言ってくるんやけど、どうしたらいい?行くべき?」などと聞いてきます。「そんなに興味ない学校ならお母さんに行ってもらって話聞いてもらったら?資料もあとから見れるし」と言ってあげます。
「そうやな。ほなおれは授業来て勉強するわ」となります。全然違いますよね?
またまた違う生徒ですが、忘れ物をしていたので、次の日生徒本人にそれを伝えて渡すと「ああ、なんかお母さんがないって言ってました。」と返事が。「いやいや、あなたの持ち物やし、忘れたのはあなたやから。人ごとちゃうぞ。自分のことや。お母さんは関係ない」と伝えました。その子もよくお母さんに頼っている節があります。
確かに中学生はまだ子どもです。親からしたら我が子はいつまでも「子ども」に見えると思います。ですが、「子ども扱い」はしない方がいいのです。
普段から子どものやりたいことばかりを機嫌をうかがいながらやらせてしまっていると、それが当たり前になります。幼い頃はそういったことが多いと思いますが、小学生に上がり、「学校で勉強をする」「帰ってから宿題をする」など、子どもたちにとって「嫌なこと」(そうじゃない子もいますが)が多くなります。その嫌なことを「嫌!」という子の方が多いですが、【嫌なこともやらなくてはいけない】ということを自分で理解できるような感覚を身につけさせることが大切です。大人になれば嫌でもやらなくてはいけないことがたくさんあります。皆さんはお子様にいつからやらせますか?
◆似たような内容の記事書いてます→https://note.com/welll_5/n/nf4ea9416cc0d
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★今日の頭の体操★
https://youtu.be/gA5ydDJRMv8
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