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食品廃棄物や裁断したデニムの残布または古着を再利用した素材を使ったドクターエア|リンゴ編

こんにちは!ドクターエア馬庭です。
前回は「漁網」を利用したサステナブルなドクターエア製品の思いをご紹介しましたが、今回は、最近話題沸騰中の「ヴィーガンレザー」についてじっくり開発部門とお話しさせて頂きました。

今回、ブルーライフのテーマとしたのは「食材」と「衣類」の廃棄問題にフォーカスしたそのきっかけについてお伝えしようと思います。

「廃棄食材」として「りんご」に白羽の矢が立った。

みなさん、最近「アップルレザー」って言葉をよく耳にしませんか?特にファッションやインテリアの世界では、環境に優しい素材がますます人気になっていて、そんな中で登場したのが、アップルレザーなんです。

実は、このアップルレザー、その名の通りリンゴから作られているんです。でも、食べるリンゴじゃありません。ジュースを作った後に残る皮や芯など、普通なら捨てられてしまうリンゴの残りカスを利用しているんです。すごいアイデアですよね!

このアイデアが生まれたのには、ちゃんと理由があります。現代社会では、環境保護と高品質の製品を求める声が同時に高まっているんです。つまり、「地球に優しくて、でも質も良いものが欲しい」という願いがあったわけです。そして、そんな願いに応えるべく誕生したのが、アップルレザーなんです。

アップルレザーの魅力って?

さて、アップルレザーの魅力は大きく分けて3つあります。

  1. 環境にやさしい: 廃棄物を再利用しているので、環境への負荷が少ないんです。通常、リンゴジュースを作った後の残渣は廃棄物として処理されますが、アップルレザーはこれを有効活用します。これにより、廃棄物の削減と新しい価値の創造を同時に実現しているんです。

  2. 高級感がある: 見た目や触り心地が本物のレザーに負けないくらい良質なんです。実際に触ってみた人の多くが、「これが本当にリンゴから作られているの?」と驚くほど。柔らかさ、しなやかさ、そして高級感ある質感は、従来のレザーに引けを取りません。

  3. バリエーション豊富: 色んな色や模様が作れるので、デザインの幅が広いんです。これは、アップルレザーの製造過程で色や質感を調整できるからなんです。例えば、明るい色から落ち着いた色まで、マットな質感からツヤのある仕上げまで、様々なバリエーションが可能です。

素材を開発されているパートナーの方からは「普通のレザーよりも質が良くて、高級感があるんですよ」と絶賛していました。特に、デニムと合わせると素敵だそうです。そんな素材を手にして、「これだ!」って思ったわけです。

アップルレザーの特別な点は?

アップルレザーの特別な点は、その高級感と豊富なバリエーションだけではありません。トレーサビリティがしっかりしていて、高品質な製品を提供できるんです。これって、消費者にとって大きな魅力ですよね。

※トレーサビリティは簡単に言えば、「いつ、どこで、誰が、何を」行ったのかを明確に記録・管理し、必要に応じてその情報をたどれる状態のことです。

つまり、「高級感のある製品が出来上がり。しかも、供給元の信頼性が高いので、安心して使用できる」ということも重要なんです。

また、アップルレザーは従来のレザーと比べて、より柔軟な加工が可能です。これは、製品デザインの可能性を大きく広げます。財布やバッグだけでなく、靴、ジャケット、さらには家具のアクセントとしても使用できるんです。私達は素材を見て、触ってみてドクターエアで提供できるのはこれだっと思ったわけですね。

開発チーム 川北氏、中村氏

アップルレザーの課題は?

しかしながら、課題もあるんです。主な問題は「安定供給」。現在、当社でのアップルレザーはイタリアからの輸入に頼っているため、注文してもすぐに手に入らないことがあるんです。

様々な工程を経て、アップルレザーはつくられます

ある製造業者は、「イタリアからの輸入品なので、注文しても安定供給が難しいんです。特に、供給元との取引には多くの認証が必要で、その手続きが煩雑なんですよ」と話していました。

この課題を解決するためには、供給チェーンの改善が必要です。例えば、国内での生産体制を整えることや、複数の供給元と提携することで、供給のリスクを分散させることが考えられます。

また、アップルレザーの生産技術をより多くの国や地域に広めることも重要です。これにより、地域ごとの特性を活かした多様なアップルレザーが生まれる可能性もあります。例えば、日本のリンゴを使ったそれぞれの地域で作られる和風テイストのアップルレザーなんてのも、面白そうじゃないですか?

世界的に注目度も高いサステナブル市場

アップルレザーへの注目度は、年々高まっています。特にヨーロッパでは、「サステナブル」という言葉が消費者の購買決定に大きな影響を与えているそうです。

ある市場調査によると、環境に配慮した製品を選ぶ消費者の割合は、過去5年間で約30%増加しているそうです。この傾向は、アップルレザー製品の需要増加にも直結しています。

実際、アップルレザーを採用するブランドも増えてきています。高級ブランドからカジュアルブランドまで、幅広い分野でアップルレザー製品が登場し始めているんです。

アップルレザーが提案する新しいライフスタイル

アップルレザーって、単なる素材以上の意味があるんです。それは、「環境に優しい選択をしながら、おしゃれも楽しめる」という新しいライフスタイルの提案なんです。

私達でいえばアップルレザーの健康家電製品を作ることで、「環境のことも考えながら製品づくりを楽しんでるんです」って、さりげなくアピールできちゃいます。かっこいいと思いませんか?!

このような選択は、お客様ひとりひとりの満足度を高めるだけでなく、周りの人にも良い影響を与えると思っています。「あの人がサステナブルな製品を使っているなら、私も試してみようかな」と、環境に優しい選択の輪が広がっていくんです。

開発部中村氏、菅氏

そして、ドクターエアとのコラボレーション。

ドクターエアは健康ブランドとして様々なお客様にご愛用いただいています。お客様の健康を考えることは重要ですが、製品をつくる私達が地球環境を考えることもとても重要ではないでしょうか。

環境保護と高品質を両立させた製品をつくり、社会に貢献したい。まさしく持続可能な未来への貢献ともいえるのではと思っています。

アップルレザーでは安定供給などの課題もありますが、これらは技術の進歩と社会の理解によって、徐々に解決されていくと考えています。

次の記事では、「衣類の廃棄問題」を考えた、デニム素材採用についてお伝えさせてください。

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