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うつ病と日内変動
うつ病
前回の記事で少し触れましたが、僕はうつ病を発症し、5年間まともに働けなくなったことがあります。もう15年この病気とつきあっています。自分が症状でつらいのもあるのですが、今日は別の問題についてお話しします。
うつ病と日内変動
日内変動とは簡単に言うと1日の中で、症状が重くなったり、良くなったりする「波」のようなものです。僕の場合は朝起きた瞬間つらく、昼過ぎまで症状が続くのですが、夕方ぐらいに「あれ?楽になったかも。。。」と感じるのです。しかしまた夜からだんだんつらくなり、朝起きるとまたつらくなっているというものです。
日内変動の問題
日内変動がもたらす問題として、周囲の人と本人が両方とも錯覚するという点です。
周囲の錯覚
そもそも精神の病気は周囲の人が視覚することが難しいです。例えば、足にギプスを巻いて松葉杖をしたした人を見たら「足骨折してるんだ」とわかるでしょう。でも精神の病気がある人を見ても、松葉杖もしてないし、ギプスもしていませんから、病気だとわからない。
日内変動の話しに戻しますと、朝方つらそうでも、夕方には症状が良くなっているので、周囲の人はそれを見て「おっ、元気になったな」と錯覚するのです。
本人の錯覚
周囲の人だけでなく、本人も日内変動によって、夕方くらいになると、「うつ治ったかも♪」と錯覚し、仕事などをやりすぎたり、スケジュールを入れ込んでしまい、無理をして、翌日朝またつらくなる。
どうすればいいか?
周囲の人に日内変動があるということを伝えておけるといいと思います。もちろん、先ほど書いたように、うつ病は視覚できませんからどこまで伝わるかは分かりません。それでも伝えることは、理解が進むと思います。
なお日内変動は個人によっては夕方が1番つらいかたもいるので、やはり伝えることは大切だと思います。最後に日内変動を分かりやすく伝えている記事をリンクします。
今日も最後までお読み頂きありがとうございました。