種類は少なく、数は多く

 ミニマリストさんに憧れながらも、私は絶対にそちら側の人になれないなと思うのは、モノの絶対数を少なくすることには、あまり価値を置いていないからである。

 過去に色々な勉強をしたが、中でも健康に関することは、大学でも勉強したし、個人的にも色々と調べたし、書籍もたっぷりと読んだが、最終的には同じ結論に達した。

 どんなに健康に気をつけていても、食生活で食材にこだわっても、人間というものは過度なストレスの前に、すべての健康貯金を失う。だから人間が気をつけることは、何をどう食べるかということよりも、ストレスマネージメントの方だ、と思うようになった。

 そういう意味では、食材に気をつけるよりも、仏教の本を一冊でも読んだ方がいいんじゃないかと思う。ちなみに仏教は宗教と言うよりも、合理的な思考法と呼ぶにふさわしい。そのため、道なき道で判断を迫られる経営者が傾倒していったりするのかも。

(この本めっちゃ良いよ。kindle unlimitedで読めます。)

 適度な刺激もストレスのうちに入るらしいので、ストレス=害悪、というわけでもないだろうが、ネガティブに働く過度なストレスは、まちがいなく心身の健康を害する。一旦損なった健康貯金を一気に貯めることなどできない。それに気づいてから、自分の心身を傷つけることに対しては、イヤラシイほどに徹底的に対処してきた。私にとっては、個々の食材が無農薬で有機野菜であるとか、無添加であるということなど誤差の範囲、インパクトのデカイ健康を損なう全てのストレスから、自分を守ることに注力してきた

 そして私にとっては、モノが多いのもストレスだけれど、不便なのはもっとストレスなのだ

 気に入ったものの全てのカラバリを揃えたいという欲求もゼロだし、あるブランドのものが出たら絶対に買いたいと思うことも一切ないが、ただただ必要なものは同じものを複数個(時には多数)準備することが、私の常なのである。つまり、「自分のライフスタイルにおいて、複数個ある方がストレスが少ないもの」については、同じ用途のものを複数もつようにしている

 IT系の人間は、つねにバックアップシステムシステムの継続性(ダウンしないこと)を考えているので、そのクセもあるにはあるが、それよりもただただ「一日のうち、イラッとする瞬間を一秒でも減らしたい」のである。

 何度も書いているが、まずキッチンツールは複数個ずつある。1つしかないものを連続して使う場合には、途中で洗う作業が必要になる。しかし私は手洗いは絶対にしないと決めているので、使って汚れたツールはシンクに投げ込み、新しいものを使う。包丁、まな板、キッチンバサミ、計量カップに軽量スプーン、お玉などのキッチンツールなどなど、すべて同じ用途のものを複数個持っている。そしてシンクからまとめて食洗機につっこみ、一括処理する。

 タオル雑巾もコストコで買ったものだが、大量に用意している

 キッチン用のクロスとして、「カークランドシグネチャー マイクロファイバータオル」を使っているのだが、常時10枚以上キッチンに置いてある。最初は車用に使っていたのだが、キッチンで使ってみると吸水性も良く、丈夫でどんなに雑に使っても全くビクともしない。そして、少しでも汚れたらポンポンと新しいのに変えて、まとめてオキシクリーン浸けした後に洗濯機に投げ入れる。

 タオルもすでに25年前からバスタオルを使わずに、コストコのフェイスタオルだけを使うことにした。常に40枚ほどまとめて洗面所においてある。コストコオンラインにはないので、次に買うのであれば、Amazonブランドのものを買おうと思っている。とにかく大量にあった方が良い。

 トイレットペーパーキッチンペーパーも大量に備蓄してあるのだが、これもコストコのものしか使わない理由は1ロールの長さが圧倒的に長いのである。これは紙切れを起こして交換する頻度を減らすためである。

 老眼鏡ペン(ジェットストリーム 4&1 0.7mmボルドー)は、カバンの中、デスクの上に固定で1個ずつ置いてあり、それとは別に、私があちこちに移動させて使うものも別に1つずつある。

 ペンはもちろん替芯も準備してある。そのため、私の持っているペンはジェットストリームだけである。同じ替芯が使えるものしか持っていない。

 いつも使っている老眼鏡は、出かける時にもカバンに入れるので、外出時にも常に2個は手持ちがある状態である。いざという時に手元になくて探したり、イライラしたりということを避けるためだ

 アップルペンシルも、カバンの中に1つと、デスクに1つで合計2本持っている。

 嫌なものから逃げまくっているという話は、こちらにも書いている。

 ストレスを感じるポイントは、人によってそれぞれ異なるので、自分が最もストレスを感じることをリストアップして、それらをどう具体的に回避できるかを考えるのは有益なことだと思うな。本当に人によって違うからね。







いいなと思ったら応援しよう!