【コンロ使わないもん】塩とこしょうのシンプルレシピ
本との偶発的な出会い。
それは、紙の本が並ぶ図書館においてなされることが多い(私の場合は)。
借りてきた本を見て「おおおお、これは…..」と思ってAmazonで検索をかけると、割と高確率で、
Kindle unlimitedで読めるやーん!!
ということが起こる。
それでも、レシピ本などは、やっぱり紙の本をパラパラめくって見るのが楽しいのである。
今回、10冊借りた本のうちレシピ系が4冊。そのうちの一冊が、この「塩とこしょうの…….」である。
のっけから、これ。
めっちゃ気になる、そのお味!
ということで、早速作ってみたのが「塩肉じゃが」。レシピ通りだけど、作ってくれたのはホットクックさんの「肉じゃが」自動メニュー。
最後にブラックペッパーを振ってサーブ。
おっ、おおおおおおおおお、おおおおおおおお。
なるほど!!!
美味しいやーん!!!
と驚く旨さなのであーる。しかも調味料は小さじ1/2の塩と適量の胡椒のみやで!?
ホットクックさんのレシピ本の素材の分量で、塩がこれだけよ?
本家レシピでは、醤油大4、砂糖大3、みりん大2なのに!!!!!
この美味しさを例えるならば、塩だけで調理した無水ミルフィーユ鍋の美味しさに通じるアレ。素材の甘みで十分に美味しいわけよ。
これを食べながら突然思い出したのが、勝間さんである。
忘れてたわー!!!
塩胡椒だけ(かつ適切な塩分量)のおかずって、ご飯が進まないの!!
ご飯が進まないというのはネガティブな表現だけど、素材の甘みたっぷりで、でも味が濃すぎないおかずだと、ご飯で口内の味覚を薄める必要がないので、ちょっとのご飯で満足できちゃう!!
すごいすごい。
料亭で出されるような「ダシを効かせた薄味料理」が身体に良いことは分かるけれど、それを毎食自宅で作るとなると、それはそれは面倒なのよね。カツオをたっぷりバーっとお鍋に放つ…….とか、そんなのやってらんないし。
でも「ダシをとる必要すらなく、塩胡椒だけで十分に美味しい」ならば、作ってみる価値はあると思ったのだ。
地中海式メニューを多用していると、どうしても「素材を焼いたり蒸したり」して、オリーブオイルと塩コショウ、みたいなメニューになりがちだ。
そして徐々に「砂糖と醤油をたっぷり入れて、さらにみりんも……」というメニューのオンパレードな和食の煮物に対して、ちょっとした抵抗感が出てきてしまう。
そんな私に「ダシも醤油もいらないけど、びっくりするほど素材の旨みを生かせる和食メニュー」の存在で、またまた和の煮物を再認識&再評価できて嬉しい限りである。
久しぶりに全メニュー制覇したいと思わせるレシピ本だったよん。