リノベする前に、まず伊勢谷さんの動画を見よう
これからリノベをしようと考えている方には、是非読んで頂きたい本がある。まぁ私がここで改めて書く必要もないほど有名な本である。リノベやってみようと思う方なら全員が読んでいるはず。
実は私自身は、リノベをする未来が来ることを一ミリも予想せず、なんとなく興味があって読んでみた。「リノベをする過程において、色々と問題にぶつかるわけだが、中には日本特有の問題点もあるな」と思いつつ読んだ。
海外に住んでいた身からすると、別の意味で日本にはまだビジネスチャンスがありそうにも見えた。宗教も人種も異なる人が織りなす世界に住んでいれば、人々のニーズは多様極まりないので、パーソナライズする方法が用意されていたりするのだが、日本ではその対応ニーズの幅がすごく狭いのだ。細かい細かいオプションは信じられない位に多彩だったりするのだが、そもそもの大きな設計部分に多様性がない。だから何か一般大衆と違うことをしようとすると、プロでもノウハウがなかったり、とんでもなくコスト高になったりもする。
そういう中で、日本人の「普通」という概念が形成されていくのかな。
なーんてね。
私自身も、自分にとって居心地の良い空間を実現しようとした時に、量販されているシステムキッチンでは無理で、桁違いの高額なオーダーメイドなら実現可能という状況に置かれた時に「そんな希望を通そうとする私って、なんてワガママなんだろう」と自己嫌悪に陥ったりした。
自分の希望を通すことがわがままになっちゃうなら、黙っていた方がいい。でもやはり実際は満足しないから、見えないところでブツブツ不満言っちゃったり。
そういうことが実際にはあるのかも、と思った。
だから言いたいのは、自分の希望があるなら、それを実現するにはどうすればいいのか、自分の頭を使って考えて工夫することだ。予算がないなら、予算の範囲内でどうやったら実現できるのかを考えればいい。見栄を張りたくて、どこそこブランドの高額なキッチンシステムを入れたい、豪邸に住みたい、誰もが羨む高級外車に乗りたいなら、収入を上げて予算をUPさせるしかない。そんなの工夫で乗り切れるレベルを超えている。自分にその予算を払えるアテがないのに、ただただ希望を通そうとするなら、それは間違いなくわがままなんだろうなと思う。でも多くの人の希望は、そんなわがままと呼べるレベルにはない。壁一面に本棚が欲しい、子供が並んで座れる長い長い作り付けの机がほしい、洗濯時の導線の良い場所に洗濯機を置きたい、などだ。でもそのニーズは実に個々に違う。
だから。
本当に自分にとって住みやすい住空間とは、どんな空間なのかを常に頭にイメージしておくことが大事である。リノベのチャンスは突然にやってくるかもしれない。その日がいつかわからないなら、今すぐ、自分の理想の住空間を問うことを始めてほしい。
そして、人間は既成概念からどこまでも自由に自分の住空間をデザインしていい、ということをこの動画は教えてくれる。
めちゃオススメなので、見てね。
ちなみに、ずっと海外にいたので、私は彼のことを全く知らなかった。Youtuberさんだと思ってたよ(汗)。
ルームツアー前編
ルームツアー後編
ついでにベランダの様子も。