蕎麦を打つか、珈琲豆を焙煎するか
アウベルクラフトさんから、焙煎機が届いた!!
ということで、開封。
組み立ては難しくないけど、一つ一つステップを踏みながらなので、15分くらいかかったかな。
ステンレスって美しいよね。テンション上がるわ。
生豆3種類が同梱されていたので、それで焙煎してみた。手が疲れるかなと思ったけど、それは一切なく。くるくると回すだけなので楽しい。色づく珈琲豆を見ているだけでテンション上がるし、珈琲アロマで癒されるわ。
びっくりするほど簡単に珈琲豆っぽいものができた。嬉しすぎて、焙煎時の写真を、兄(同業者で珈琲好き)にViberで送りつけてみた。兄はLINEのセキュリティに疑念を抱いているので、アカウントを作ったことがない。連絡用に色々と困るので、一応暗号化されているViberのアカウントだけは作ってもらった。
兄「沼沼沼」「下手にうまかったりするともう辞められませんよ」「しかし、炭から始めますか」
わかってるわー、そんなこと!!すでに沼ってるわい。
いや、実は炭(炭火焙煎)から始めたわけではない。
我が家の料理用熱源は、IHコンロしかない。正確に言うと、昨年購入した焼肉専用コンロのやきまるくんと、2個口のアウトドア用のカセットコンロはある。
とりあえず試しにサクッと焙煎してみたかったので、Solo Stove+チャコールという、なんかよくわからない組み合わせで焙煎することになっただけだ。
が。ここで悟ったのだが、遠赤外線でうまいことできるのではと思ったが、火力が弱すぎるからか、全然ハゼが来ない!こんなに時間をかけていてもいいのだろうかと不安になるレベル。最後には、焙煎機の下部分にある台を撤去して、手で振りながら、ようやく焙煎を終えた。
やはり火力を調節しやすいガスコンロが良い様なので、アウトドア用の2個口のカセットコンロを取り出してきた。やはり一般のガスコンロか、カセットコンロなどで焙煎するのが最も手軽だね。
それにしてもこのBBQガスコンロ、古すぎる(汗)。すでに廃盤になっているのだが、スリムでなかなか格好良い。イワタニさんのBBQ2個口コンロとしては、これが進化系かな?
焙煎を終えた直後の豆は熱々で、放置するとさらに予熱でローストが進んでしまうので、一気に冷やさねばならない。我が家では、サーキュレーターを真上に向かせて、その上にザルを置いて急速冷却。全く問題なし。サーキュレーター優秀。
もっと優秀なのが、この方!
とにかくハンディクリーナーが必須!SHARKのハンディクリーナーがめちゃくちゃ仕事してくれたよ。
焙煎自体は、くるくると手で回して、好みのレベルまで火が通ったら、すかさず火から下ろして冷やせばOKで、面倒なことも一切ない。が、チャフと呼ばれる豆の薄皮が焦げて飛び散るので、その掃除が面倒と言えば面倒である。
チャフが飛び散るのを避けるためには、焙煎前に水洗いをすることで、そこそこ薄皮は落とせる。
それをやっておいたとしても、絶対にチャフは幾らかは飛び散るのだが、その掃除にハンディクリーナーが大活躍するのである。
ところで。
カナメは、屋上でBBQをするついでに焙煎がしたかったみたいなので、Solo Stove上での焙煎がうまくいかなかったことを残念がり、結局こちらも購入した。
焙煎をやってみたいけれども、継続してやるかどうかは分からないという方は、フライパンでやってみるか、この煎り網がめっちゃ良いと思う。珈琲豆だけではなくて、茶葉、ゴマ、ナッツなどのローストにも使えるので。
焙煎した珈琲豆は、常温で一日〜数日置いてから淹れて飲むのが良いらしいのだが、とりあえず興味があったので、その日のうちに飲んでみた。
びっくりするほど珈琲!!!(当たり前か......)
多分、プロの方には、時間と焙煎温度に細かい暗黙知があるはず。が、難しいことを抜きにしても単純に面白いなと思ったよ。豆と焙煎度の組み合わせも、色々と実験してみたいし、ブレンドの妙というのもありそうである。
奥が深いだろうなということは分かるのだが、素人でも飲める代物ができるというところに、なかなかの醍醐味があるなぁと。
さて。FIRE後のカナメくん、蕎麦を打ちだすんじゃないかとヒヤヒヤしていたのだが(蕎麦をひたすら食べる役=私、になりそう)、とりあえずDIYにハマり、そして珈琲豆の焙煎にハマる方向ということで、一同(誰だよ)思いっきり胸を撫で下ろしたわ。
沼る理由を考えてみた。
1、生豆は想像以上に安い。
何度でも試行錯誤できちゃう。時間はあって貯金は減らしたくないシニアさんに、ハマる要素アリかと。
2、焙煎は奥が深いけれども、素人がサクッとやっても珈琲豆らしきものは出来上がる。そして一応飲める。
簡単に言うと、焦げ焦げで炭化したもの以外は「失敗」というものがないので、美味しいもの、そうでないものはあっても、一応珈琲豆はできちゃう。飲んでいるうちに「これはこれでアリかも」と、なぜか珈琲に対するストライクゾーンが広がってきてしまう(汗)。自分でせっせと煎った豆は、可愛くて仕方がない。この際、味に対する評価がブレブレになってくる自分を発見して、ハッとなる。
3、正解はなく、あるのは「好み」だけ。極めようとすると沼るフラグ。
学んだことは、失敗はなく、好みではない味が出てしまっても、珈琲として飲めないということはない。典型的な「結果がすぐにわかるゲーム」なのだ。
豆と焙煎と味について、細かく記録したい欲求に駆られてくる。そしてブレンドに活かしたい。
ところで、生豆を購入した「生豆本舗さん」(ちなみに「生豆」は「なままめ」と読む!)の会員ページには、なんと「ブレンドシミュレーター」というものがあるみたい!
これはもちろん「焙煎豆のブレンド」で、自分だけの好みのブレンドを作れるサービスで、これはめちゃくちゃポテンシャルを感じる。自分好みの配合を見出したら、お友達にプレゼントしたくなっちゃうかも。
今回、生豆本舗さんで購入した豆はこれ。大阪人の私、最も大事なファクターである価格をシールにして貼ってみた。焙煎する前に価格をすぐにチェックしたいからね。
今日焙煎した豆を明日飲むのが楽しみ。焙煎したての味と違うのかしら(覚えてないよーw)。
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