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【推し本リレー】自分の生き方を考えたいときに読む本

こんにちは。WBH(ウェルビハブ)2期生のふしみっこです。

普段、WBHの仲間やSNS等からおすすめされる本を読むことが
多い私。
今回この推し本リレーを書くにあたり、ちょうどウェルビハブコミュニティで有志参加している「ワークチャレンジ」(どの期の仲間もやるワーク)にもつながりそうな本をご紹介するのはどうかな~と、筆をとってみております。実は、自分の思考の棚の中身をお見せするようで内心ドキドキしていますが、お付き合いいただけるとうれしいです。

そもそも「ワークチャレンジ」ってなんぞや、という話ですが
ウェルビハブ講座内で行った「やりたいことを描くワーク」を2025年に向けて再度やってみよう!というチャレンジです。

過去のワークと今振り返り、未来はどういう自分でありたいのかを考えています。
今回はありたい自分を考えるときに手に取った「自分の生き方を考えたいときに読む本」をご紹介したいと思います。


成瀬は天下を取りに行く
成瀬は信じた道をいく

2024年の本屋大賞に選ばれた「成瀬は天下を取りに行く」を見かけたのは
電車内の広告。ほどなくして夫がこの2冊を購入してきました。
「滋賀が舞台なのできっと親近感がもてて楽しめると思うよ」と手渡してくれました。
というのも、私の実家は物語の舞台である滋賀県大津市付近にあるからです。京都の中心地まで足を延ばすには人が多いし気乗りしない、
そんなとき西武大津は人混みもなく、ちょうど欲しいものが買える便利な場所で、よく利用していたのです。
ですので、物語りに出てくる西武大津の閉店ニュースは衝撃的でした。

主人公の成瀬あかりは中学2年生。「閉店するまで西武大津に毎日通い、テレビ中継に映る」と突然幼馴染に言い出すところから物語は始まります。
そして何としてでもやり遂げる。

それだけでなく、突然M1グランプリに出ると言いだし幼馴染を誘って
コンビを組んだり、200歳生きるために研究を始めたり。はたまた坊主頭にしたり。。物語を読み進めるにつれ、周りから浮くようなことをしても一切気に留めず、自分の新年をひたすら貫こうとする成瀬がだんだんかっこいいと思えてきます。
一見、突拍子もなく不可解にさえ思える成瀬の行動ですが、彼女がやりたいことを追求するまっすぐな気持ちと、すがすがしいエネルギーを感じます。

やってみたいけど、それに対してあーだこーだ理由をつけてやらないでいること、ありませんか?
成瀬のように「こうと自分が信じた道」を進んだらいいだ!と背中をぐいっと押してくれる本です。

「成瀬は天下を取りに行く」の成瀬の人生が色んな人の人生に絡んでいく
様子も目が離せない!「成瀬は信じた道をいく」もぜひセットで読んでいただきたいです。
きっと読み終わったら、平和堂(滋賀県一体にあるローカルスーパー)に一度は行ってみたくなるのではないでしょうか。

台湾はおばちゃんでまわってる?!

私には仕事を通して知り合った台湾人の友人がいます。かれこれ20年の付き合いで大切な友人の一人です。
その間、結婚、出産と自分の人生のフェーズに変化が訪れても
折に触れて台湾へ旅をし、少し年上の彼女を訪れています。
お互い完璧とは言えない英語でコミュニケーションを取っていますが
違和感なく、わかりあえている、そんな関係性。

台湾に訪れると、強烈な八角の香りとともに交じり合う解放感と安心感があります。なぜか日本にいる普段の生活より自分がリラックスしているし、
心に余裕がある。もちろん旅をしているという非日常も否めませんが、それ以上に社会の空気感が違うんです。

それはどうやら「人」が作り出しているのではないかなと思います。

言葉が通じなくても、親切心の塊でおもてなしをしてくれる友人の両親や親戚の方々。バス停で行先を確認していると、「日本人ですか?」と声をかけてくれて、行先へのバスを教えてくれる人。日本語で話かけてくれる高齢者の方。子連れでバスに乗ると、手招きして席を空けてくれる人。
スマホに視線を落としていたり、イヤフォンをしている姿は日本の交通機関内で見かけるのと同じ景色ですが、どこか他人を気遣う空気感がだたよっている。

なぜにそれほど利他的であることが自然にできるのか…
中でも日本と違うと感じるのは、情に厚くてぶれない自分を持ち
のびのび生きているようにみえるおばちゃんたちの存在です。
上記でご紹介した「親切心の塊のような人」は90%以上がおばちゃんたち。
そしてそんなおばちゃんたちを中心に、老若男女問わず親切心が社会に溢れている、そんな印象があります。

さりげないタイミングで、ちょっとした親切を笑顔とともに差し出してくれる「鶏婆(ジーポー)」とよばれるおせっかいおばちゃんのように自分も在りたい。少しの親切と思いやりで、自分の半径5メートルが優しい世界になったら…と妄想を抱いています。

「おせっかいおばちゃん」この言葉をお借りして、これからのなりたい自分像、大きく言うと生きる指針にすることにしました。

親切は脳に効く!

「おせっかいおばちゃん」を自分の人生のテーマにしたのですが、
そもそも「おせっかい」したらどうなるの?何かメリットってあるの?
便利に周りから使われるだけで損したって思うんじゃないの?と思っていたところ出会った本です。

結論を言うと、何とおせっかいは科学的に健康にいい!らしいんです。
無料で、そして今すぐできる健康法ですよね。
おせっかいおばちゃんを肯定された言葉でした。

まず、おせっかい(ここでは親切のことをおせっかいとあえて書いています)をすると幸せホルモンであるオキシトシンが放出されます。

そしてオキシトシンによって幸せを感じると、心に灯がともるような、ほんのり長続きする幸せが感じられます。

ストレスを発散したいなら、ネットショッピングをしたり、暴飲暴食をするのではなく誰かにちょっぴり親切をしてみる。
これは日常心掛けていて、通勤時などに具合が悪そうな人を見かけたらとりあえず声をかけてみます。会社では隣の席の同僚に紅茶やコーヒーをおすそ分けして一言お話してみたり。
そうすると、一人言や愚痴が多い同僚が一瞬朗らかになるんです。

見返りを求めない小さな親切は、相手にも伝わり幸せがループするとこの本では書かれていました。

しかし、自分の小さな親切が肯定されないことだってありますよね。
思いやりの気持ちが邪魔をされたときはどうすればいいのでしょうか?
その場合は、なかなか難しいですが、相手を許すことだそうです。
自分を大切にする気持ちを持つことが、心の余裕を生んで、誰かにおせっかいしたくなる。
まずは自分を満たすことが大事なのだな~ということがわかりました。

仕事・育児・家事と目まぐるしく日々が回っているワーママ世代の私たちですが、ほんのちょっぴりの親切ができる余裕はいつも持ち合わせていたいなと思います。

EQリーダーシップ

こちらも「台湾はおばちゃんで回ってる?!」の近藤弥生子さんの著書です。

「おせっかい」をするには自分が満たされていて、余裕がないとなかなか難しいものだとわかりました。その余裕を作るにはどうすればいいのか・・・

誰だって怒り、悲しみ、モヤモヤした感情を持つことがあります。理不尽な目にあい、なぜ自分ばかり…と落ち込むこともあります。
生きていたら必ず直面するような場面において、感情を爆発させず
どうそれを伝えるか。

それができれば、自分の心の余裕にもつながるのではないか、と考えEQ(Emotional Inteligence)に辿りつきました。

すぐかっとなり家族に怒りをぶつけがちな自分を反省しつつ(といいながら今朝も夫に強い言葉を投げてしまった…)
EQを育てることは今の自分に必要なことだと再認識したばかり。

EQを育てるとこんなメリットがあるそうです。

  • たった1秒、EQを育ててコントロールするだけで人間関係がスムーズになる

  • 不条理なこと、アクシデントが起きても感情をコントロールしながら対処ができるようになる

  • 自分を曲げず、人ともうまくやっていける

ちなみにEQとは「Emotional Inteligence」心の知能指数と呼ばれるもので、ダニエル・ゴールマンが著書で紹介している理論になります。

EQが高い人というのは、台湾ではただのいい人ではないそうです。
「自分を曲げず、みんなとよりよくやっていける方法を見つけ出せる力」
もう少し抽象的に言い直すと「自分軸で主体的にくらしていける力」でしょうか。

よく他人は変えられないといいますよね。
過去の私は相手の○○という部分を変えてげたい!そのためには自分がこういうアドバイスをしてあげればいいんだ!と躍起になっていたことがあります。そして案の定空回り。

いまは深く反省…他人はやはり変えられないのですよね。
自分の受け止め方を変えるしかない、そう腹落ちした今こそ
今後はEQを高めて不機嫌をまき散らさないようにしたいものです。

いかがでしたか?
来年やりたいことを具体的に考える前に、「この先どんな自分でいたいか」を考えてみると、やりたいことや目標がより具体的になってくるのではないでしょうか。
12月のコミュニティメンバーの発表も楽しみに、もう少し「やりたいことを描く」を練ってみたいと思います。


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