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「NOTO , NOT ALONE」
先日、「NOTO , NOT ALONE」という映画の上映会におじゃましてきました。
2024年の1月に起きた能登半島地震を受け、石川県珠洲市の高校での炊き出しに密着した短編ドキュメンタリー映画です。
上映を続けてきて、今回が短編としての上映は終了。
その後の撮影の分も加えて、長編の映画になるそうです。
能登とわたしのつながりを少し。
能登は、何年か前に旅行で訪れたことがあり、とても好きな場所だな、という印象がありました。
地震があって、豪雨があって、なにか動けないかな、と頭の片隅で思いながら、でもどうしたらいいかな、と動けないでいたときに、いろんなご縁でボランティアに行く計画がまとまり、2024年の10月と12月にボランティアに行きました。
12月の末にはボランティアではなく、能登の食をリサーチする旅に便乗させてもらい、能登の魅力をさらに感じてきました。
きっかけは災害だったけれど、それが起きたから、ということではなく、単純に、能登の魅力にどんどん魅了されているな、と思っています。
なので、2025年も、能登とつながる機会をつくっていこうと、いろんな妄想をめぐらせています。
話は戻って。
先日の「NOTO , NOT ALONE」の上映会では、この作品の中心にある、炊き出しの中心人物でもある、旅する料理人の三上奈緒さんのお話もきくことができました。
炊き出しのあとも、能登に足を運んでいる三上さんが、ごはん屋さんで食事をしていたときに、炊き出しで訪れた高校の子たちと再会したときのお話。
その子たちを連れて、能登の、その高校のある地区から車で30分くらいの、別の地区に遊びに行き、炊き出しでつながった方とお会いしたり、海で遊んだりしたそうです。
とても楽しそうな姿を見て、子どもたちにたずねると、「〇〇(この地区)に来たのは初めて」「自分たちは車が運転できないから」とのこと。
車で30分のところに、こんなに素敵で魅力的な環境があっても、触れないまま、知らないまま、この土地を出て行く子もいるかもしれない、そういう子が多いかもしれない、と感じたとのことでした。
わたしも、12月に能登を訪れたときに、能登の土地のこと、生態系のこと、地区ごとに環境や天候が全く違うこと、を教えてもらう機会があり、この範囲の中にそれだけ多様な環境があるのかと、すごく印象深くて、すごく魅力を感じました。
そんな思いがあったので、三上さんからきいた子どもたちの話もすごく印象に残って。
でも、だから何をする、ということ以上に、まずは自分が魅力を知りたいな、体感したいな、と思ったところです。
今回の新月のテーマ「ゆれる」をきいて、いつもなら「こころがゆれる」とかそういうことを思い浮かべていたけれど、今回浮かんだのが、地震のことでした。
活動しているからどう、ということではなくて、ただ、その場所の魅力に魅了されているな、と思って、映画のこととともに書いてみました。
「NOTO , NOT ALONE」の映画を長編にするにあたって、協賛も募集しているそうです。(2025/02末まで)
映画としてみることができた感謝の気持ちとともに、リンクを載せておきます。
https://tomawari.jp/blogs/info/20241129
●はるちゃん