本当の健康はカラダだけじゃなく“こころ”があってこそ

今日は心とカラダの繋がりについてお伝えしたいと思います。
「頑張りすぎないでほしい」ということが伝わってほしくて今回記事を書くことにしました

痛みとか何もなく、自分に自信があったはずなのに
環境が変わって急に痛みが出るようになった調子が悪くなった。
そういう方いませんか？

心とカラダの繋がりを体験

「よく心とカラダは繋がっている」と聞くこともあると思います
ほとんどの方がそうだろうね！って思っているかもしれないですが
ほんとかな？と思う方も中にはいると思います。

私は理学療法士として整形外科で働いている時に
ほんとに繋がっているんだ！と実感させられる体験をしました

それだけ心はカラダとリンクしていて、
健康はカラダだけでは成り立たないなと感じさせられた体験でした。

私自身もこころとカラダが繋がっていると実感する体験をしましたが、
私自身のことよりも
その時に仕事で担当させていただいた患者様の変化に私は一番驚きました。
今はいきいきと人生を送ってくれているといいなと思います😌

実際の体験　“気づき”

まずその体験をする前に、こころが疲れてしまっている状態での新しい気づきがありました。

その方は、肩甲骨あたりや首、背中全体の痛みでリハビリになり私が担当になりました
（ちなみに首や肩甲骨あたりの痛みは精神的な部分が強く関わっていて
ストレスが強いと痛みが出やすいです）

新卒の方で事務さんとして入職
職場は男性がほとんど。女性はその方だけ？のようなお話でした

お話を聞いていると職場環境が酷く、何も教えてくれないのに毎日怒鳴られたり、文句を言われたり…
入職してから数ヶ月で１度しか教えてもらえなかったことをもう一度別の日に確認をすると怒られる。毎日朝早くから遅い時間まで。そんな生活を送っていました。

同期もいないため誰にも相談できず、ずっと我慢しながら仕事をしていたようです。
そんな時にカラダが急に痛くなって職場の近くの私が勤める病院にいらっしゃいました。

その話を聞いて、私はそこまでのストレスがかかる職場は自分の身のためにも辞める、転職するという選択がすぐに出るタイプだったので

「そこまでの職場、辞める選択はないの？」と聞きました

すると思ってもいない返事が返ってきました…

「辞めるっていう選択肢があるんですね。辞めるっていうのは浮かばなかったです。」

びっくりしました。
新卒だからこそ、「ここで頑張らないと」「こういうものなのかもしれない」という考え方が植え付けられてしまっていたのか。
それとも毎日必死すぎて抜ける道の選択肢が出てこなかったのか…

いずれにしても追い詰められたりすると、視野が狭くなってしまう
判断能力が低下するということを気づかされました。

その方がカラダが痛くてケアをしようという選択をまず取ってくれてよかったなと思いました。

施術後はすごく軽くなったみたいですが環境も環境で、状態も状態だったので長くかかりそうだな…と思い、伝えて、次回予約して帰られました

実際の体験“こころとカラダ”

初回の施術から１週間しないうちに２回目の来院。
「前回よりも状態が悪くなってないかな、大丈夫かな」
「もともとの状態が悪かったから好転反応とか出てなかったかな」
と色々心配しながら予約時間になり、来院されました。
なんとなく表情が前より明るい気がするけど…

私「あれから調子はどうですか？」
（悪くなってなければとりあえず良い！）
患者さん「すごい調子いいんです！ほぼ痛みなくなりました！」
私「⁈⁈」

何が起きたのかと思いました笑
前回よりすごく活き活きとしていて、声も明るく覇気がある感じ
「痛みが取れたならなんでもいい！よかった！」と思いながら
カラダの状態をチェックすると…

前回とは別人かと思うぐらい硬さが取れていてリハビリも必要ないぐらいの状態になっていました。

何があったんだろうか…と思いながら施術を開始。
と同時に「あれから仕事はどうですか？」と聞くと、なんと

「実はあのあと先生と話してから、家に帰ってから自分のやりたかったこととかを思い出したんです。色々考えてやりたかったことをやろうと思って、両親に相談して専門学校に通うことにしました！！なので会社を辞めることにしたんです！」という返事でした。すごく嬉しかった。と同時に納得もしました

１週間の間に急速にいろんなことが進んでいて驚きましたが、
その時に“人ってこころがどれだけカラダと繋がっているのか”というところを教えてもらいました。

本人も気づいたようで
「辞めると決めた時に痛みがなくなった気がしました！」と。

わかってはいたんですが、ここまではっきりと変化する人はなかなかいらっしゃらなかったので数年も前に出来事ですが、今でもはっきりと覚えています。

まとめ

嫌なことを頑張ることが成長に繋がるということもあるとは思います
ただ無理しすぎて頑張ることがいいというわけではないです。

何かカラダに痛みじゃなくても勝手に涙が出るとか何か異変、変化を感じたらきっとカラダが限界を迎えているということ。

ぜひ自分のこころと向き合ってみる機会にしてみてください。