【映画雑感】泣き笑い 移住エンターテインメント『サンセット・サンライズ』
※タイトル画像はイメージです。
僕は「地方移住」「二拠点生活」「ワーケーション」といったことに興味があり、いつか地方で暮らしたいなと考えています。
そんななか、現在上映中、菅田将暉主演の『サンセット・サンライズ』を観てきました!
地方移住をテーマにした映画ということで楽しみにしてましたが、実際に観てみると期待とはちょっと異なり、ユーモア溢れる、どこか温かい映画でした🎥
舞台は三陸の小さな町。
東京で働く主人公・晋作が、コロナ禍をきっかけに海の近くに移住するというストーリー。
リモートワークが広がり、都市から地方への移住が注目された時期を背景にしており、ユーモア満載でありながら、リアルなテーマが描かれています。
特に印象的だったのは、やっぱり田舎の美しい風景。
朝日と夕日が照らす海。
どこか懐かしさを感じる古民家や居酒屋。
華やかさはないものの、穏やかで心落ち着く景色が広がっていました。
一方で、主人公の晋作の行動力やポジティブさには、正直あまり共感はできませんでした😅
都会の人間が突然田舎にやってきて、地元民と交流しながら新しい生活を築いていく——こうした話はよくありますが、実際にそんなにうまくいくものなのだろうか、と少し現実離れした感じもします。
けれども、彼が試行錯誤しながら地域に溶け込んでいく過程にはどこか温かみがあり、つい応援したくなる自分がいました😊
また、この映画は単なる移住ストーリーではなく、震災や過疎化、空き家問題など、地方が抱える現実にも触れています。
地方移住の良い面だけを描くのではなく、そこで暮らすことの難しさや、地元の人々との関係性の複雑さもしっかりと映し出していました。
移住に憧れを持って観た人の中には、「思っていたのと違った」と感じる人もいるのではないでしょうか。
しかし、それこそがこの映画のリアリティであり、地方に住むことの本質を描いているとも言えます。
そして、なんといっても食の描写も魅力的でしたね。
普段から美味しいものを食べるのが大好きな私。
三陸の新鮮な魚料理が次々と登場し、どれも美味しそうで、観ているだけでお腹が空いてくること間違いなし😆
特に、晋作が地元の人と一緒に魚をさばいて料理するシーンは、地域とのつながりを感じさせる温かい場面でした。
また、地元の小さな居酒屋での交流も、田舎ならではの人間関係の濃さをよく表現していましたね〜🍶
主人公の人間関係の変化も見どころの一つ。
最初は「よそ者」として警戒されていた晋作ですが、徐々に地元の人々との距離を縮めていく様子が丁寧に描かれていました。
町の人々の素朴な優しさや、地域に根付いた文化との触れ合いが、単に釣りが好きで移住してきた彼の考え方や生き方を、少しずつ変えていくのが伝わってきました。
この映画は、地方移住を考えている人だけでなく、都会の生活に少し疲れた人や、新しい環境に飛び込むことに迷っている人にもおすすめします。
日常から少し離れ、違う暮らし方を考えるきっかけになる作品なのかも知れません。
全体として、涙が止まらないほど感動したわけではありませんが、ユーモアと心温まる要素がバランスよく散りばめられているなと思いました。
「泣き笑い 移住エンターテインメント」というキャッチコピーの通り、笑いもあり、思わずホロリとしそうな場面もある。
観終わった後には、自然と温かい気持ちになれる映画です。
地方の暮らしの魅力と現実を描いた本作は、多くの人にウェルビーイングを与える力を持つ作品になっていると感じました。
興味を持った人は是非映画館に足を運んでみてください😊
そんな僕の自己紹介はこちらから👇👇👇
下の記事では幸福感やウェルビーイングについて書いていますので、良かったら合わせて⸜(* ॑꒳ ॑* ⸜)ドゾ
朝から雨模様。こんな日は家でのんびり映画や競馬を楽しもう。明日からまた一週間が始まる -----Juntaro Igarashi