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副業づくりのコツ 自動で稼げる仕組みづくりとは

会社を設立して約半年が経ちました。お陰様で事業は堅調に推移していて、新しい新商品の着手など活力をみなぎらせながら活動できています。Well Design.の事業は、会社員との副業として認められて開始しました。現在も会社員との兼業になりますので会社の業務に影響を与えない範囲で活動することは義務付けられています。私の活動設計が現在どうなっていて、マーケティングミックスをどのように意識してデザインしているのか公開しようと思います。

まず、私はできるだけ労力のかからないビジネスを選択するためにカップ式自動販売機を開始することにしました。もともとコロナ禍で自家焙煎コーヒーの魅力に取り憑かれて、家庭用焙煎機を使って自分や家族が飲む分を焙煎していたのが創業の始まりとなります。家族の分を焙煎していた頃は、子供の面倒を見てもらう対価や、誰かの家にお邪魔する際にお土産として持って行くような使い方をしていました。お土産を買って持って行くと高いですからね。自分で焼いた豆であれば、外でお菓子などを買って行くよりも安くつくので、まずは自分たちの出費を抑える価値、お金で支払いにくい対価を支払う際の仮想通貨として自家焙煎珈琲を活用していました。

2年くらい自家焙煎をしていた頃に、味を追求して行く過程でどうしても家庭用焙煎機では満足できない状態に陥りました。特に深煎りコーヒーであれば家庭用焙煎機でも十分なのですが、浅煎りや中深煎りなど微妙な焙煎コントロールをしようにも家庭用だとどうしても焼きムラがでてしまうのでした。業務用焙煎機を購入したいという気持ちが次第に高まっていたのですね。

また、普段はドリップコーヒーでホットもアイスも落としているのですが、コーヒー沼にハマると抽出方法にもこだわりが出てきます。ドリップコーヒーを抽出するためのドリッパーという器具だけでも5種類くらいは購入して色々試しました。ただ、ドリップコーヒーだけでも飽き足らず、エスプレッソコーヒーにも興味を持ち、最初はイタリア式の簡易抽出のエスプレッソマシンを買ったのですが、抽出温度が高く、コーヒー本来の味がボヤけると感じてしまい、100万円以上するラマルゾッコと呼ばれるイタリアの高級エスプレッソマシンを購入してしまいました。このエスプレッソマシンで抽出するエスプレッソは格別に美味しく、カフェラテなども作れるので気軽に本格的なコーヒー屋の味を自宅で楽しめるようになりました。カフェラテはコーヒーを抽出するのは簡単なのですが、フォームミルクと呼ばれる泡立てた牛乳を作るのが難しく、教室に通って勉強して習得しましたね。

家族や友達に私の作ったコーヒーを提供して喜ばれる姿を見ているとだんだんとコーヒービジネスをやりたくなりまして、コーヒースタンド建造計画に着手しました。もともとは副業申請をして、週末起業としてやろうとしていたのですが、コーヒースタンドの建造には最低限の営業許可を取るだけでもコストがかかり、どう考えても採算が取れないと感じたので断念しました。副業という労働時間を確保できない状態で、稼働時間が少ないビジネスで尚且つ、顧客に自分が納得のいくコーヒーを提供しようとした時に、カップ式自動販売機のビジネスを着想したのです。

カップ式コーヒー自販機は、サービスエリアや道の駅などに設置されているので飲んだことが何回かありました。しかし、コンビニコーヒーやタリーズの缶コーヒーなど他の商材の味がどんどん高まっていたので、わざわざカップ式コーヒーを飲まないという状況になっていました。しかし、私が2年間飲んできたグレードの高いコーヒー豆を入れた自動販売機であれば、コンビニコーヒーやタリーズの缶コーヒーとは比較にならないくらい美味しい豆を使えるので勝てると考えたのです。

着想したらいよいよコーヒー自販機の仕入れをしようとメーカーを色々当たったのですが、コンビニコーヒーに押されて、カップ式コーヒー自販機は生産中止になっていました。かろうじて、在庫が一台だけありましたので購入して、試行錯誤を開始したのです。カップ式コーヒーは、高級豆を入れて、濃い抽出液を作る前提に作られていない状態でした。標準では7g〜10gくらいの豆を使用して抽出するのが一般的のようです。私は自分が満足するレベルまで持って行こうとすると倍の16〜18gの豆が必要だと考えています。通常の倍近くの豆量を使ったセッティングを出すのがとても難しかったです。ただ、最終的には柔軟性のあるセッティングが可能だったので、ようやく自分が満足する味に到達しました。

想定した通り、顧客の反応は良かったです。自動販売機でここまでの味が出せるとは誰も思っていなかったようで日本人も外国人にも注目されるようになりました。中にはフランチャイズとして、自分の会社にも自動販売機を設置したいという声までいただきました。これはとても嬉しかったですね。お陰様でコーヒー愛に満ち溢れた人たちとの出会いも増えましたね。

広告宣伝の手段も色々と考えたのですが、旧来のインターネット広告、看板広告などは尋常でないほど価格が高く費用対効果を感じませんでした。よって、広告宣伝の手段は日頃使っているSNSを利用することにしました。SNSは、Instagram、X、noteの3種類です。Instagramは、コーヒー自販機専門にしていますが、Xやnoteは昔からの流れで、経営コンサルティングのノウハウやトレードノウハウを提供しています。何かあるたびに自動販売機のことは紹介していてそれなりのインプレッションを稼げています。昔と違って、広告宣伝にもお金をかけずにやれるようになったのだなと感心しますね。SNSがここまで価値を認められた理由がよく理解できますね。これらのSNSを使って、広告宣伝をしています。

あとは売り場ですが、外国人観光客の多い錦市場に設置していますので、インバウンド狙いのビジネスになっています。特にヨーロッパの人はコーヒーを1日中飲んでいる人が多く、わざわざコーヒーを飲みに喫茶店に入るのは大変だろう、しかも観光地だと質の悪いコーヒーを高くで売っているところばかりなので、シングルオリジンのスペシャリティが売ってたら流石に買うだろうという計算でした。

肝心のプロダクトですが、私が感動したハイグレードのコーヒーに限定しています。私はあえてブレンドコーヒーにはせずに、シングルオリジンにしています。これは良い豆を使っているということをどうどうと顧客にメッセージするためです。高い豆を安く飲めるというハイクオリティロープライスのマーケティングメッセージを感じ取ってもらいたかったのです。

看板やポスターは、私はトレーディングカードゲームが好きだったので、遊戯王やマジックザギャザリングのような佇まいを感じられるデザインにしました。味の特徴を生成AIを使ってイメージに落とし込んでいます。今入れているコーヒーはパナマゲイシャという最高級品なのですが、青リンゴの香りが特徴です。なので、青リンゴをもった芸者さんにしています。ゲイシャ種と芸者をかけてあるのです。このイメージはばえるのでSNSでもインパクトがあり、大変好評です。

このように副業を設計する際には、マーケティングミックスと呼ばれる4P全体をデザインするこもが重要です。これらがお客さんに伝わって価値を共感してもらうことができれば、トレードが成立するのです。ぜひ、私の作り上げたマーケティングミックスを錦市場で実際に体験してみてください。

※画像なんかは今後アップしますね!

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