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理想の世界への扉の鍵は意思決定したことをやり遂げることにある。

昨日Xでも発信しましたが、人間の本能で一番強いのは「最も効率的に報酬を得る状態」を望むということです。なので、自分がやりたいけど、めんどくさいな、やりたくないなと思うことというのは、自分の頭の中でやろうとしている行為が「最も効率的に報酬が得られる状態」であると思えないからなのですよね。なので、自己変革や環境変革など何か自分の在り方を変えたいと思っている人は、「最も効率的に報酬を得る状態」を定義しなおさないといけません。なぜならば私たちが生活している現状というのは、これまでの知識・経験・技術を基礎としたときに「最も効率的に報酬を得る状態」になってしまっているからですね。現状なんて糞くらえだ!と感じていたとしても、実はやりたいことと、やりたくないことの二つのエネルギーの均衡点になっているという考え方が重要なのです。嫌なことはあるけど、やりたいことはできているし、現状に満足してしまっているのですよね。

この状態から脱するために人間というのは問題解決策を考えます。ダイエットをしよう、毎日運動をしよう、本を読もうと決めるわけですよね。人間が物事を決める意思決定というのは、現状を抜け出して理想的な状態に行くために決めたことなのです。自分が意思決定したことをやり遂げることができなければ、あなたは自分が不満だと感じている現状に居続けるしかありません。これはハムスターが小さな籠の中で回転車に乗って老化して死んでいくように、自分が決めたことができないと自分が本当に快適に感じる理想的なコンフォートゾーンには確実に辿り着けないのですね。これを肝に銘じておくと自分が決めたことは最後までやり遂げようという意志が湧いてくるのですよね。

そして、人間の本能は「最も効率的に報酬を得ること」であると先ほど説明しましたが、実は自分が理想とする状態に移行しようとするならば、最も効率的な方法は決めたことを最後までやり遂げることなのですよね。それをやり遂げるだけで理想的な状態を手に入れることができるわけですから、そのことに気づいてしまえば、本能に逆らうことなく、意思決定したことを実行する力が湧いてくるのですよね。最も効率的に理想を実現できる方法を捨てることを本能は望みません。つまり、決めたことをやらないと人間の精神というのは本能的に病むことになるのですよね。私がこれまで鬱病の人たちを見てきた時に、あるいは自分自身が鬱状態だった時に必ずと言って良いほど意思決定したことを実行する力がない人が多いです。これは発達障害だから、鬱だからやるべきことができない。決めたことができないと言いますし、その時には本当にそう思うのですが、逆ですね。やるべきこと、やりたいこと、できること、これらを統合して意思決定したことを実行しないからこそ、心が病むのです。精神病・発達障害など心の病を最短最速で解決して理想的な状態に近づくためには、意思決定したことを最後までやり抜く以外に方法はありません。

この心の問題のテーマは、彼是10年くらい考えてきましたが、現時点ではこういう結論になりました。良く、鬱病、発達障害などは「甘えである」という意見が聞かれて、当事者である時には反発したい気持ちになりましたが、体育会系でいう「甘え」というのは、意思決定したやるべきことをやらない、決めたことをやらないことを「甘え」というそうです。なので反射的に彼らの意見を否定せずに、受け入れてみると実は真実に辿り着けるということはありますよね。当事者の時には、これだけ苦しい思いをして「甘え」なんて言葉を使われた瞬間に甘えているわけがないだろうと思いましたが、残念ながら甘えているのですよね。言い方が良くないだけなのです。

理想を実現するために、意思決定したことは絶対に最後まで必ずやり遂げる。鬱病を回避するために、意思決定したことは絶対に最後まで必ずやり遂げる。意思決定の本当の意味を知ることで、接近モチベーションと回避モチベーションを両方手に入れることができるのです。これは内発的動機付けは最大化する最も効果的な方法です。意思決定したことを実現するとどうなるのか?意思決定したことを実現しないとどうなるのか?を正しく知っておけば、人間は理想的な状態に辿り着く、もっと別の言い方をすれば夢は実現するということになります。このような意思決定に関連した心理的メカニズムを知っておくことで、最も効率的に報酬を得る方法を手に入れることができるのですね。本能に即したノウハウである分、継続力が高まります。

ぜひ、本能に根差した意思決定理論を学習して、理想を実現して、精神的苦痛を回避してハッピーな人生を手に入れてください。これが私の考えるWell-beingです。面白いと感じた人はフォローしてください。これからも本能に根差した自己変革理論を紹介していきます。

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