傷ついた分だけ優しくなれる
なぜ、自分はこんなに苦しいんだろう?
なぜ、自分がこんな目に遭うんだろう?
なぜ、自分は他の人と同じことができないんだろう?
なぜ、自分は他の人と同じものが好きになれないんだろう?
私たちは苦悩の渦にいるとき、こんなふうに「なぜ なぜ なぜ」と自分を責める。不公平さを感じる。憤りを感じる。
もし、同じ苦しみを抱えている人、もしくは自分が経験した苦しみを抱えている人が目の前に現れたらあなたはどんな言葉をかけるだろう?
同じ経験がない人なら、苦しみを理解できずに、
「それは頑張りが足りないからだよ!これとこれやってみなよ!」
って言うかもしれないし、
「そっかー。つらいねー。」
と寄り添ってくれるかもしれないが、本当の痛みは到底理解できないはず。
でも、同じ経験をしたあなたなら、きっと心から相手の痛みを理解し、
「そっか。つらいね。」
と寄り添うことができるんじゃないだろうか。優しさを贈ることができるんじゃないだろうか。
傷は、痛い。でも、時と共に癒える。
その後、何が残るだろうか?
それは、純粋な理解と、愛、優しさだ。
経験した痛みの分だけ、人の痛みが理解できる。そうだよね。つらいよねって寄り添える。
だから、無駄な痛みなんて一つもないって思うんだ。それは純粋な愛へと変化するための過程なんだって思うんだ。
だから、全て起こるべくして起こっている。と思うんだ。
そうやって傷を優しさに変換し、お互い支え合って生きていけたら、私たちは一つの愛に向かって歩いているといえるんだろう。
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